【ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール】ロンドンで食べる超絶美味の星付きイギリス料理

グルメ

日本人にとって美味しいイギリス料理のレストランを探すのは正直難しいです。でも、せっかくロンドンに来たのなら、感動するイギリス料理を一食は食べてみたいもの。私にとってはそれがディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタールの料理でした。この記事では、2014年には世界トップレストラン50で第5位を受賞したこともある、モダン・ブリティッシュのお店「ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール」をご紹介します。

基本情報

店名:ディナー・バイ・ヘストン・ブルメンタール/Dinner by Heston Blumenthal
場所:マンダリン・オリエンタル・ホテル内(66 Knightsbridge, London SW1X 7LA)
ランチ:毎日12:15〜14:15
ディナー:木〜土18:00〜22:00、日〜水、祝日18:00〜21:30
価格帯:3 品のランチセット£48.00、3品のディナーコース£88.00
賞歴:ミシュラン2つ星、世界トップレストラン第45位(2018年時点)
公式サイト(日本語表記あり):https://www.mandarinoriental.co.jp/london/hyde-park/fine-dining/restaurants/british-cuisine/dinner-by-heston-blumenthal

※予約は公式サイトからできます。3日前くらいにリマインドの電話が来るので、リコンファームしてください。

お店はハロッズ近くにあります。
ホテル内は高級感漂います。

コンセプト

ヘストン・ブルメンタール氏は調理を物理的、化学的に解析した科学的学問分野である分子ガストロノミー(分子美食学)の第一人者です。イメージでいうと、ドラマ「グランメゾン東京」のgakuが意識的に取り入れている科学的調理手法、あれを得意とするのがヘストン・ブルメンタール氏です。

そんな最新の知識・技術をもつ彼は、イギリスの古典料理書を研究する中で、美食に対する感動や熱意は現代に限ったことではなく昔から存在したということに気づかされます。古典料理書の料理を現代風に解釈し、蘇らせる。それがこのお店のコンセプトです。

例えばメニューには、各料理の横に年号が書いてあります。その年号は、そのメニューのオリジナルとなったレシピができた年です。自分が食べている料理が14世紀のリチャード2世の王室シェフの作った料理をルーツにしている、などと想像して食べると、より一層その一皿が特別なものに感じられます。

店内の雰囲気

一面に大きな窓があり、昼はハイドパークの緑が臨める明るい店内です。高級店でありながら、ドレス・コードもさして厳しくない印象を受けました。ジャケット無しのカジュアルな服装の人が多かったです。公式サイト上もドレス・コードは明確には書かれていないような…?スマート・カジュアルが無難かなと思います。

ハイドパークの緑が美しい。
厨房が見えます。

お薦めメニューの頼み方

星付きだけに、お値段は3 品のランチセットで£48.00、3品のディナーコースで£88.00とお高めです。私のお薦めは、お得なランチセットに名物料理(ミート・フルーツとティプシー・ケーキ)を追加で頼むこと。コースは各人で頼むが追加の料理はシェアしたい、といえば嫌な顔をせずに了解してくれます。量としても3品のランチセットでは若干少なめなので、ちょうどいいかと思います。

おすすめ① ミート・フルーツ

このお店の名物と言えば、ミート・フルーツ。オレンジの形をしていますが、実はオレンジのゼリーでコーティングされた鶏レバーのパルフェです。すごく滑らかで、パンに塗って食べます。レバー特有の臭みに爽やかなオレンジのゼリーが加わって、上品でとても美味しい!見た目で驚き、食べて感動の一品です。

見た目はオレンジ。
クリスマス・シーズンに行ったらオレンジではなくプラムの外見に変わっていました。
切ると中身はレバーのパルフェ!楽しい驚き!

おすすめ② ティプシー・ケーキ

このお店のもう一つの名物は、ティプシー・ケーキです。ティプシーとは「ほろ酔い」の意味。見た目はシンプルなスポンジケーキですが、その下には、熱々のカスタードとアルコール(多分シェリー酒)のソースが隠れています。たっぷりとそのソースをつけて食べると…美味!付け合わせの焼きパイナップルも美味ー!これまた驚きと感動を与えてくれる一品です。

ケーキの下に熱々のカスタード・ソースが!

その他の料理

その他の料理で私が食べたのは以下の通りです。私が2019年12月に食べた料理は料理名を書いておきました。料理名が書いていない料理は2019年7月に食べた料理です。サイト上、メニューから消されていて料理名がわかりませんでした。

どれもおいしかったですが、やはり名物の2品に比べるとインパクトは弱めです。なので、やっぱりランチセットにミート・フルーツとティプシー・ケーキを追加することをお薦めします!

最初に出てくるパン。バターが美味です!
Dressed Snails (c.1880)
Roast Cod & Admiral Sauce (c.1830)
Spiced Christmas Custard Tart (c.1850)

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