エドワードグリーン、ガジアーノガーリング、クロケット&ジョーンズ、ジョンロブ…革靴の一大聖地であるイギリス。本場で日本よりもお得に革靴が買えるのは大きな魅力ですが、いざ実際にアクションに移すとなると、避けて通れないのが現地での移動。この記事では、ロンドンでの移動・滞在に最低限必要な情報や、見落としがちな点を紹介します。
1. 日本出国前
移動にはCitymapperがおススメ
ロンドン在住者の多くが使用しているのがCitymapperというアプリ(Android、IPhone版いずれもあり)。Google Mapでも十分事足りますが、見やすさや小回りが利く点ではCitymapperに軍配が上がるように思います。地下鉄はもちろん、バスでの移動を予定している場合には、事前にダウンロードされることをお勧めします。
2. イギリス到着後
オイスターは必須
地下鉄(Underground)のチケット販売機で、Oyster(オイスター)と呼ばれるプリペイドカードを購入しましょう(クレジットカードでの支払OK)。移動の都度一回券を買うよりも半額近く安くすむほか、オイスターがないとバスに乗れません(下記参照)。中心部の移動であれば、地下鉄1回につき2.4ポンド。デイリーキャップがあり(1日7ポンドまで)、3回乗れば元が取れます。
ちなみに、イギリスはタッチ決済が発達しており、contactless対応のクレジットカード・デビットカード・Apple Pay(ただし、Apply PayについてはAmex・Masterを登録している場合に限るとの情報あり。)を使えば、30ポンド未満の買い物についてPIN番号の入力を省略できます(地下鉄・バスもOK)。レジ等で「contactless?」と尋ねられることも多いですが、お持ちでない場合はその旨伝えればOKです。
ヒースローエクスプレス、乗る必要ある?
ヒースロー空港からロンドン市内までの主要な移動手段は、①タクシー、②高速バス(ヴィクトリア行き)、③地下鉄(ピカデリーライン)、④ヒースローエクスプレス(パディントン行き)、⑤TFL Train(パディントン行き。以前はヒースローコネクトと呼ばれていました)です。その中で、できる限り早くロンドン市内に移動したい場合に選択肢になりうるのが④ヒースローエクスプレス。パディントン駅まで15分と、確かに上記の中で最速ではあります。
もっとも、パディントン付近に宿泊する場合又は15分単位でも早くホテルに着きたい場合でない限り、ヒースローエクスプレスに乗るメリットは大きくないように思います。
まず、運賃がぼったくりでは?というレベルで高い(当日券片道22ポンド)。ちょっとしたシューケアグッズが買える値段です。また、パディントン駅の構内はかなり広く、地下鉄に乗り換える場合、移動に多少の時間を要します。
個人的には、③ピカデリーラインでの移動が、安上がりでよいかなと思います(3.1ポンド)。各車両に小さいながらスーツケース用のスペースもあります。ジャーミンストリートの最寄駅であるピカデリーサーカスまで約50分程度で到着。
3. 地下鉄
地下鉄内ではインターネットが使えない!
地上で運行する一部の路線、区間を除いて、地下鉄内では基本的にインターネットが使えません。他のヨーロッパ諸国ではわりと使えるのに…日本の偉大さを感じる瞬間の一つです。。経路検索等、調べ物はあらかじめ地上ですませておきましょう。
週末は運行情報に注意
ロンドンの地下鉄では、週末中心にエンジニアリングワークが実施され、一部区間が閉鎖されることがままあります。2019年5月には、ピカデリーラインの一部が週末閉鎖され、ヒースロー空港への移動には代行バスを乗り継ぐ必要がありました。今週末も、サークルライン(山手線的な路線)が全線運休しています。事前にTFL(Transport for London)の公式サイト(下記)をチェックしておくと安心です。
4. バス・その他
現金はNG
現金ではバスに乗れません。オイスターを準備しておきましょう。
ダイバージョンに注意
パレード等のイベント、道路工事の関係で、運行ルートが変更されることがあります(Diversion)。該当するバスに乗った場合、途中から行き先の電光掲示が*表示になり、まるで行き先の想像がつきません。乗客としては、ひたすら通常ルートに戻ってくれることを祈りながらGoogle Mapとにらめっこすることになります。。。DiversionはCitymapperやGoogle Mapに反映されないことが多いので、上記のTFL公式サイトをチェックしておくとよいでしょう。
Uberはけっこう便利
イギリスではUberの利用が普及しています。事前のアプリダウンロード、クレジットカードの登録が必要ですが、その場で支払いをする必要はありませんし、タクシーを利用するよりも安いです。荷物が増えすぎてしまった場合等は利用するのも手だと思います。初回の乗車が割引になるコードもご参考までにお知らせします(i2e4uv)。
5. 宿泊先
滞在中の大きな問題は、どこを旅の拠点とするかという点。費用、アクセス等色々なファクターがありますが、私からは、主要スポットへのアクセスの観点から(1)キングスクロス駅、(2)ラッセルスクエア駅付近の宿をおススメします。その理由は
①ヒースロー空港、ジャーミンストリート(最寄り:ピカデリーサーカス駅又はグリーンパーク駅)までピカデリーライン1本でアクセス可
②ノーザンプトン遠征の際に利用するユーストン駅まで徒歩10分程度
③駅ナカ又は駅近くに夜遅くまで開いているスーパーがある
キングスクロス駅ナカにはWaitrose、M&S(マークスアンドスペンサー)が、ラッセルスクエア駅から徒歩10秒~2分圏内にはWaitrose、Tesco、Sainsburyといったスーパーがあり、ちょっとした買い物に便利です。
駅ナカ店舗は夜11時過ぎまで、ラッセルスクエア駅付近のWaitrose、Sainsburyは夜10時頃まで、Tescoは24時間オープン。なお、土日は営業時間が短縮されるので、事前に確認されることをお勧めします。
ラッセルスクエア駅横の公園内には、手ごろでおいしいイタリアンのカフェレストランもあります(詳細はこちらの記事)。平日は朝7時、土日は朝8時からオープンしているので、朝ご飯にも丁度よいかもしれません。昼には日焼けするために芝生に寝転ぶイギリス人が大量発生します(笑)
ラッセルスクエア近くのインドカレー屋。ブリティッシュカレーアワードのお墨付きを受けたおススメのお店です。
キングスクロス駅とラッセルスクエア駅の間にあるフィッシュアンドチップスのお店。ロンドン市内でも評判が高くおススメです。
6. 最後に
自分が日常生活で失敗した点を含めて、知っておくと便利そうな情報を書き連ねてみました。今後、ジャーミンストリート編、ノーザンプトン編等も書いてみたいと思います。
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