オールデンのローファー、たなぱん先生スタイルで腰裏修理

Alden

別記事で紹介した、購入時からライニングが破れていたオールデンのラベロローファー。ローマの靴修理店で修理を終えました。この記事では修理後の出来上がりを紹介します。

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オールデンのカスタマーサービス

受け取り後、オールデン本店にメールで今回のトラブルの経緯について説明を求めるとともに対応を相談したところ、ヨーロッパのセールス担当からお詫びとリカバリーについて提案がありました。工場に確認したところでは、ラストを抜く段階でスムーズに作業が行われなかったと思われるとのこと。

結局、修理にかかる時間などを考慮して、アメリカの工場に返送するかわりに、ローマにあるオールデンのディーラー経由で地元の定評ある修理店に修理を依頼することになりました(修理費用はオールデン側が負担)。靴修理店については別記事で紹介したいと思います。

修理後

修理後はこちら。

カウンターライニングに革を当てて破れ部分をカバーする形です。同じような処置は以前ウエストンのリモージュ工場でもやってもらいましたが、その時よりも綺麗な仕上がりです。

ちなみに問題のウエストンは下の画像。厚めの当て革で耐久性はありそうですが、履き口の処理が荒々しいです(笑)

実は修理を依頼するときに、ブリフトスタンドのたなぱん先生にサイズ調整のためカウンターライニングを修理してもらったオールデンのローファーを履いていき、同じように修理してほしいと伝えました。

並べてみました。

どちらも実用性という意味では十分ですが、パイピングとのつながりや、縫いの丁寧さ、ライニングとの色味の調和具合など、細部に至るまで完璧な仕上がりはさすがたなぱん先生。全くの乱れがありません。

海外の修理店なのでクオリティはこんなものでしょう。ロンドンでウエストンのローファーのヒールの交換をしたときは(ウエストンがロンドンの靴修理店に外注)左右で釘の打ち方が違ったくらいなので。。

最後に

ライニングの明らかな破れを検品で弾けないオールデン担当者と代理店(skomaker dagestad)の目は節穴としかいいようがなく、リジェクト品紛いの品にフルプライスを払わされたのはもやもやしますが(本来なら、正規価格とシューマートで販売されているようなリジェクト品相当価格の差額を返金してもらいたいところですが、代理店が間に入っておりあまりに面倒なのでやめました。私個人の苦い経験からは、skomaker dagestadでの靴の購入はオススメできません)、とりあえず履ける状態になり一安心。これからガンガン履きたいと思います。

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