ロンドンの老舗デパート「Fortnum & Mason (フォートナム・アンド・メイソン)」。本店にあるティー・サロン「Diamond Jubilee Tea Salon」のアフタヌーンティーは英国王室御用達の紅茶が飲めると大人気です。本記事では、フォートナムのアフタヌーンティーをご紹介します。
なお、Diamond Jubilee Tea Salon では、2020年7月8月の期間限定で、アフタヌーンティーを2人以上で予約すると1人分が無料になるという太っ腹キャンペーンが行われています!つまり、2人で行っても1人分の代金でアフタヌーンティーを楽しめちゃうんです。このお得なチャンス、利用しない手はありません!
フォートナムについて
フォートナムは創立300年超の老舗百貨店です。特に有名なのは英国王室御用達の紅茶ですが、高品質なブリティッシュ・メイドの雑貨やコスメも売っています。ロンドンでちょっといいお土産を買いたいなら、ここをお薦めします。フォートナムについては、以下の記事でまとめています。
店名:フォートナム・アンド・メイソン(Fortnum & Maison)
住所:181 Piccadilly, London W1A 1ER (最寄駅:Green ParkまたはPiccadilly Circus駅)
予約方法
予約は公式サイトから簡単にできます。直前キャンセル対策でクレジットカード情報の入力が必要です。
グループ内の1人分が無料になるキャンペーン(Together for Tea )を利用したい方はそれ用の予約ボタンがあります(下記赤丸部分)。(2020年7月8月限定)
予約日の5日前に確認メールが来ますのでconfirmしてください。
席は2時間制です。ドレスコードは特に指定なしですが、スマートカジュアルが推奨されています。
なお、アフタヌーンティーの基本料金は£60です。
アフタヌーンティー体験レポート
これはフォートナム地上階の入口です。両端にいるのはフォートナムさんとメイソンさんでしょうか…。素敵な階段なので思わず登っていきたくなりますが、ティー・サロンは4階(日本でいう5階)にあるので、階段ではなくエレベーターを使うことをおすすめします。
エレベーターを出るとすぐにティー・サロンの入口があります。そこで予約名を言うと、席の準備が整うまで受け付けのラウンジで待つように言われました。
気品のある紅茶缶にときめきます!受付ラウンジではピアノの生演奏がされていました。5分程度待ったら係の人が席に案内してくれました。コロナ感染対策のため、いつもより席を離しているみたいです。
フォートナムカラーの椅子や食器に、かわいい薄ピンクのバラがよく合います。
メニューを見たところ、王道のアフタヌーンティー、しょっぱい系のセイボリー・アフタヌーンティーにハイティーの選択肢がありました。お店の人に確認したところ、どの組合わせでも一人無料キャンペーンの対象になる、とのことだったので、私はアフタヌーンティーを、夫はセイボリーを選びました。セイボリーは甘いものが苦手な人には嬉しい選択肢ですね。
紅茶について、種類が多くてどれにしようか悩んでいたところ、店員さんが「とりあえず私のお薦めを出しましょうか。途中で種類を変えられるので、お食事を楽しみながらゆっくり選んでみてはどうですか。」と言ってくれたので、それに乗っかることに。ありがたい!
5分と待たないうちに、お料理がやってきました。早い!!
3段目のサンドウィッチは共通です。違いは1段目と2段目。
アフタヌーンティーはプレーンとフルーツスコーン。クロテッドクリーム、イチゴジャム、レモンカードをつけて食べます。
セイボリーはエンドウ豆とミントのスコーンをスモークサーモンのクリームチーズで、ロレーヌスコーンをマスタードバターでいただきます。
シェアして両方食べてみましたが、セイボリーよりもアフタヌーンティーの方がスコーンは美味しかったです。
一杯目のお茶は店員さんお薦めの「セイロンティー」。ずいぶん定番モノを出してきたな…、と思いつつ飲んでみたらあら美味しい。香りが違いますね。色々とアフタヌーンティーを行ってきましたが、フォートナムの紅茶はやはり香りが段違いに良いと思いました。
2種類目の紅茶も店員さんのお薦めにゆだねたら、アールグレイ・クラシックが出てきました。これも香り高くて美味しいかったです(語彙力がなくてすみません)。気に入ったので、帰りに地上階で買って帰りました。
ちなみに、日本でもフォートナムの紅茶を買うことができます。
高いけれど可愛いフォートナムのティーポット。
アフタヌーンティー・失敗あるある
①サンドウィッチ、スコーンをお替りしすぎてペイストリーがお腹に入らない。
今回はまさにこれでした。アフタヌーンティーは、お替りし放題なのでペースを調整することが大切です。サンドウィッチのCoronation Chickenがカレー味で美味しくてお替りをし、スコーンが大好きすぎてお替りをし…、と食べていたら案の定、ペイストリーはエクレアだけ食べて他は断念…。さらに、今回は店員さんから「お皿に載っていない種類のケーキもあるけれど食べる?」と聞かれて途方にくれました。隠しケーキがあったなんて…(絶望)。残念ですがお断りしました。
店員さんによれば、食べきれなかったペイストリーやスコーンは持ち帰れるがサンドウィッチは衛生上の観点から持ち帰りできないそうです。サンドウィッチ以外お持ち帰りできるとはいうものの、できれば優雅な雰囲気の中その場で全てを食べきりたいもの。サンドウィッチやスコーンのお替りの誘惑には要注意です。
②茶葉受けなしで紅茶を注ぐ
アフタヌーンティーでは、ティーカップに茶葉受けを乗せて、その上から紅茶を注がないと茶葉がカップに入ります。私は会話に夢中になると、よく茶葉受けを通すのを忘れてしまいます。別に少しくらい茶葉が入っても飲む分に支障はないのですが、なんだかお作法を知らない人みたいで気恥ずかしくなります…。でも毎回この失敗をしている気がします。
まとめ
香り高い紅茶が楽しめるのはフォートナムならではだと思いました。雰囲気という面では同じ価格帯のリッツの方が高級感が溢れていて特別感があります。フォートナムは、豪華さはランクダウンして、カジュアルな印象です。総合的には、私は特別感のあるリッツの方が好きでした。でも紅茶はフォートナムの方が香り高く、美味しかったです!
他のアフタヌーンティーに関する記事も書いていますので、ご興味あればご覧ください。
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