グローブトロッターのロンドン本店で純正修理(ユーロウイングスに注意)

Globe-Trotter

1年以上前になりますが、ロンドンのグローブトロッター本店でスーツケースを修理しました。修理はさておき、破損の原因となったユーロウイングスとのやりとりがストレスフルでした。。。この記事では、破損に至った経緯や修理の内容、ユーロウイングスのお粗末な対応などを紹介します。

基本情報

Globe-Trotter

  • 営業時間:11時~18時(月~土)
  • 定休日:日
  • 最寄駅:Green Park駅(ピカデリーライン/ジュビリーライン/ビクトリアライン)

ロンドン中心部(グリーンパーク)から歩いて6、7分程度。ジョージクレバリーも通りを挟んだところにあります。2020年3月10日から閉店し、同年3月13日からバーリントンアーケードに店舗を移転するとのことなので要注意です。

Store Locator | Globe-Trotter
Locate the Globe-Trotter Flagship Store at Burlington Arcade, in the heart of Mayfair.

トラブルの始まり

2018年8月、ロンドン発シュトゥットガルト行のユーロウイングスのフライトで事は起こりました。ドイツに数日滞在予定だったので大きめのスーツケースにしたのですが、チェックイン時に「壊れやすい物はありますか?」との質問が。質問された経験があまりないこともあり、素直に特にありませんと答えましたが、振り返ってみればこれが惨劇の始まりでした。。

なお、スーツケースは2017年に販売されたオリエント急行殺人事件の映画とのコラボモデル。本当は20インチのものが欲しかったのですが、売り切れていたため30インチのものにしました。ナチュラル仕上げのコーナーと、専用のベルトがよいアクセントになっています。

出典:公式ウェブサイト
30インチ。身長178センチのサイズ感はこれくらいです

スーツケースにひびが。。。

シュトゥットガルト空港到着後、バゲッジクレームで荷物を待っていると、何やら異変が。。。

スーツケースのホイールの間の板にひびが入り、小さな穴が開いていました。。。おそらく荷物を運搬時に係員が投げた他のスーツケースの角が直撃したのでしょう。さらに、衝撃のためかビスが一つ外れていました。

唖然としつつネットを見たところ、事故証明書(damage report)を空港で取得する必要があることがわかり、専用カウンターへ。書類の取得自体は15分程度でスムーズに完了。

Damage Report

その後の手続について確認したところ、ユーロウイングスが発行しているクレーム手続の書類を手渡されました。必要書類には修理費用の請求書などが含まれていましたが、ロンドンに戻らないと修理できないので、残りの手続はロンドンで進めることにしました。

請求時には預け荷物のタグも必要なので捨てないようにしましょう

グローブトロッターでの修理

ユーロウイングスの手続書類によれば、Damage Claimは事故から1週間以内に提出する必要があるとのことで、あわててグローブトロッターへ。

RAFコレクションのディスプレイ
これはPSとのコラボ(第2弾)

店員さんから、全面張替えの場合、修理に数百ポンドかかることもあると聞いていたので不安でしたが、車輪側(背面)下部の空間のある部分の破損だったこともあり(お持ちの方はご存知かと思いますが、グローブトロッターの車輪側のスーツケース内部はやや斜めになっており、完全な長方形ではなく、その分空間があります。)、補強板を貼るだけで済むことに。ビスについても無料で打ち直してもらえることになりました。

費用は占めて80ポンドと、想定よりも高くなく一安心。

修理は国内のファクトリーに返送の上対応するとのことで、3週間程度で無事完了。

見た目も違和感はなく、こういうデザインだと思えば意外と恰好いいかも!と思えてきました。

ただ、ビス打ちはすっかり忘れられていました(笑)サービスとはいえ、きちんと指示書に残してもらうようにしておくべきでした。もう一度取りに行くのも手間だったので、ビスについてはそのままにすることにしました。ただ、この後が大変でした。。。

ユーロウイングス、使えない

ユーロウイングスはルフトハンザ傘下の航空会社で、セカンドキャリア的な位置づけです(そこまで安くはないですが)。セカンドキャリアということでサービスには不安がありましたが、悪い意味で期待を裏切られました。。。

カスタマーセンターに必要書類を添付して連絡したのですが、アクノレも含めその後全く音沙汰なし。カスタマーサービスに電話で確認してみても、窓口が違うのでわからない、ユーロウイングスはクレームをメールでしか受け付けていないのでメールを待ってくれの一点張り。リマインドは無視され続け、連絡が来たのは事故から2か月以上が経過した10月末でした。

ようやく費用の支払手続に移りましたが、手続~支払完了まで4~6週間かかるとのこと。Wire Transferでそんなにかかる?という疑問しかありませんでしたが、とりあえず待つことに。

なお、請求時には修理に関連して必要となった交通費(当時ゾーン4に住んでいたので、グローブトロッターの本店まで片道4.3ポンドかかりました)も請求しましたが、これについては支払できないとのこと。面倒だったのでこの点はあきらめました。

“We wish you a pleasant experience on your next flight“

ところが、1月になっても支払いがされません。さすがにおかしいと思い再度連絡したところ、Technical Mistakeにより支払手続が進んでいなかったとのこと。しかもApologiesなどの一言もなし。100%お宅のせいだろ…極めつけは締めの”We wish you a pleasant experience on your next flight.” 乗客をなめているとしか言いようがありません。

最終的に振込みが確認できたのは2019年2月。事故から半年かかりました。。。おそらく確認しなければ、支払いはされなかったことでしょう。わざとミスして支払いを渋っていたのではないかと勘繰りたくなるところです(怒)

最後に

航空会社関連でトラブルに巻き込まれたのは今回が初めてでしたが、ユーロウイングスにはもうこりごりです。預け荷物がないならまだ大丈夫ですが、預け荷物がある場合で、他の会社のフライトを選べる場合には、他の航空会社を選んだほうがまだ安心だと思います。とはいえ、ドイツ国内便ではユーロウイングスしかフライトがないものも多いのが嫌になりますが。。。今後ユーロウイングスの利用をお考えの方が、再考するきっかけになればうれしいです(笑)

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