ハインリッヒ・ディンケラッカー、Wienのコードバンローファー

Heinrich Dinkelacker

先日の記事で紹介したハインリッヒ・ディンケラッカーのアウトレット。この記事では、アウトレットで購入したWienのネイビーコードバンのペニーローファーを紹介します。

概要

  • モデル:Plain C
  • ラスト:Wien
  • サイズ:8G

定価は775ユーロですが、リジェクト品ということで格安の450ユーロにて購入。友人分の代理購入ですが、マイサイズがあり足が合えば心が揺れていたかもしれません。。日本価格は184,800円なので、現時点で、ディンケのコードバンモデルではBUDAやRIOよりも内外価格差の大きいスタイルではないかと思います。

箱には「II Wahl」というリジェクト品であることを示す表記があります。

この靴だけ別バージョンの靴箱に梱包されていました(こっちのほうが新しいデザインでしょうか)。ディンケのおじさんとご対面。

全景

全景はこちら。

スタンダードなペニーローファーといういでたちです。

こちらもBUDAのフルブローグと同じホーウィン社のネイビーのコードバンですが、BUDAと比較すると青みがかなり強め。個体差が結構ありますね。

サイドの切り替えが特徴的。

ライニングにはリジェクト品であることを示すIIの書き込みがあります。01/06/18というのは製造年月日を示す数字でしょうか。年月はまだしも、日にちまで記載されているのは珍しいですね。どなたかご存知の方がいらっしゃれば教えていただけるとうれしいです。

レンデンバッハのシングルソール。ソールの仕上げがやや粗く、これがリジェクトの原因だと思いますが、これ以外に傷やシミなどの目立ったダメージはなさそう。

「足抜けしないローファー」

Wienの特徴は「足抜けの起こらないローファー」。上とバックから見ると顕著ですが、丸いヒールカップによりしっかりと踵をつかむ形状です。

また、横から見ると、ヒールの上半分が踵に寄り添った形状になっており、これもフィット感を助けているように思います。

お店でマイサイズとして出してもらったものを試着してみたところ、踵ががっちりフィットし、軽く歩いた限りではたしかに足抜けがしなさそうな予感がしました。

ただ、足の甲周りも押さえが利く設計になっているようで、私の場合はかなりきつめでした。無理に履いて伸びにくいコードバンが裂けるリスクは避けたかったので、ハーフサイズ上も試しましたが、今度はやや緩くなり、結局サイズが合わず断念。足を選ぶラストかなという気がします。

おまけ:ベルト

アウトレットでコードバンのベルトも代理購入しました。ダークコニャック、ネイビーいずれも他のメーカーではなかなか手に入らないカラーなので、ディンケのコードバンの靴と揃えるにはここでセット買いするのが一番ですね。

ちなみに一番上のものはシューパッションというディンケの公式販売店で購入したカーフのベルト。コードバンのベルトは高かったのでこれで手を打ちました(笑)

最後に

ハマれば素晴らしいフィット感が得られそうな気がします。試着できる機会があれば是非試してみてください。

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