王室御用達のイギリスの革靴ブランド、ローク(Loake)。この記事では、イギリスの重要建築物に居を構える、2020年にオープンしたロンドンのホルボーン店の様子を紹介します。
ブランドヒストリー
ローク(Loake Shoemakers)は、1880年にノーザンプトン州のケタリングに創業したイギリスの革靴メーカー。二度の大戦中、軍用のブーツを数多く提供していたことで知られています。2007年からはロイヤルワラントを保持しています。日本の靴屋ではあまり見かけないように思いますが、2019年にはケタリングにアウトレット店をオープン、2020年には下記のホルボーン店をオープンするなど、積極的に展開している印象です。
ブリフトアッシュの長谷川さんが優勝した2017年のChampionship in Shoe Shiningでは、磨き用の靴を提供していました。
店舗情報
2020年にオープンした新店舗。建物はなんと1585年築で、ロンドンで現存する4軒の木組みの家のうちの1軒。歴史上最も重要な建造物の一つとして、グレード1指定を受けている由緒ある建物です。
最寄駅は地下鉄Central lineのChancery Lane駅(大英博物館のあるHolborn駅の隣駅)。徒歩圏内にチャーチやイードアンドレイヴェンスクロフトもあります。
ロンドンではここ以外にジャーミンストリートなどに店舗があります。
店内の様子
建物の歴史を感じさせる内装。店内にはカジュアル向けからビジネス用まで様々なレンジの革靴が並んでいます。価格帯は£200~300程度が中心で、クロケットやチャーチあたりよりも一回り安い程度。
ロンドンの金融街であるシティが近い土地柄、ビジネス用の革靴に特に力を入れています。11月のBlack Fridayの時期には、Black Shoes Fridayと称して、黒靴限定のセールを予定しているという話でした。ただ、現在はロックダウン2.0のため閉店中なので、今年は結局やらないかもしれませんね。
今年ローンチした新コレクション。こういう遊び心のある靴もリリースしているんですね。
ロックダウンの影響
フォスターアンドサンのように間引き営業する靴屋もあるなか、ロークは早々にフルでの営業を再開したものの、なかなか客足が戻っていないそうです。自宅勤務体制を導入した企業も少なくないでしょうから、革靴を履く機会も減るのは、靴屋にとってはつらいところでしょう。
この日は10月上旬でしたが、店員さんいわく、シティ界隈はロックダウン解除直後の夏よりも人通りが戻ってきたとのこと。ただ、11月から再度ロックダウンが実施されたため、残念ながら現在は閉店中。
コーギー製の靴下
靴下はウェールズの靴下ブランド、Corgi(コーギー)製。ロイヤルワラントを擁するブランド同士のコラボレーションです。イギリスらしさを全面に押し出したデザインが目立ちました。
悩みましたが、左の衛兵柄の気持ち厚手の靴下を購入。イギリス製品との相性は抜群でしょう。
最後に
個人的にはあまり目にする機会がなかったブランドですが、楽しいひとときでした。また靴下を買い足してしまいそう…笑
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