ウィーンでの採寸から待つこと1ヶ月強、マフテイからトライオンシューズが届きました。この記事では、トライオンシューズの詳細や受け取ってからの具体的な流れについて紹介します。
デリバリー
昨年10月末のマフテイのワークショップでの採寸後、12月頃にメールでトライオンシューズ発送のお知らせがきました(採寸時の様子はこちらの記事をご覧ください)。採寸の際は、シュトゥットガルトにもお客さんがいるのでそのときに合わせて持っていくという話でしたが、タイミングが合わなかったようです。
デリバリーされた際の状態はこちら。
まさかのルーディックライターの靴箱に、お店の名刺と自宅の住所が記載された紙を貼り付けただけの簡易包装。笑 箱はルーディックライターの方から譲ってもらったのかもしれませんね。
簡易なトライオンシューズ
靴はこちら。全体的にごくシンプルなつくりで、ヒールは練りコルク製。靴紐の長さが左右で異なり、短い方は結ぶのも一苦労でした笑
ビスポーク店の中には、外で履ける程度に作り込んだトライオンを作製するところもありますが、フィッティングを確認するというトライオンの目的からすれば、この程度でも十分なのでしょう。ただ、さすがにこれで外は歩けませんね笑
意味深なペン
箱の中には封筒が入っており、開けてみるとペン(の芯のようなもの)が出てきました。
たぶんこれで変更を希望するポイントに印をつけて返送するのだろうと理解しましたが、この時点ではお店から特段の指示はなし。そこでインスタのメッセージ経由でやりとりを行いました。
セルフチェックシステム
採寸時は不在でしたが、お店には英語でのコミュニケーションがある程度可能な方がいらっしゃいます。
具体的には、1週間程度、短時間履いてみて、違和感がある場所に同封のペンで印をつけたうえで、どれくらい調整を希望するのか書き込んでほしいとのこと。具体的には、
- きつい箇所→-印に、+Xmmと追記
- ゆるい箇所→+印に、-Xmmと追記
という具合でした。
とはいえ、ここが当たる、またはここがスペースがあるといったレベルでは何となくわかるものの、例えば何mm削ればどの程度フィッティング上の差が生まれるのかまるで見当がつきません。。そのことを伝えたところ、目安だから心配しなくてよいという趣旨のことを伝えられましたが、やはり不安はぬぐえません。
そこで、念のためインスタのDMで写真を送って説明することに。
トライオンのフィット感
全体的には緩くもなくきつすぎもなくちょうどよい塩梅でしたが、右小指の圧迫感がやや強い点、両親指の爪の表面付近が当たる点、羽根の開きが均等ではない点などが気になりました。
3点目は印の付け方がわからなかったので、履いた状態の写真を送ったところ、状況は理解してもらけたようでした。
他のビスポーク靴と比べて、アーチのサポートはもう少し攻めてもいいかなという感触。とはいえ、下手にコメントしてかえって失敗するリスクもあるので、無理せず見送ることに。このあたりはセルフチェックの限界ですね。
その他、細かい点を書き込んで、最終的にはこんな感じになりました。
これでよかったのかは??ですが、仮縫いなしなら上の問題点がそのままだったと思うと、チェックの機会があってよかったです。靴の納品を受けたら改めてアップデートしたいと思います。
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