サンタ・マリア・ノヴェッラの人気商品を購入（ローマ店）

フィレンツェ発祥の最古の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラ。そのローマ店で人気のオーデコロン、ローズウォーター、ザクロのタボレッタを買ってみました。日本で買うより断然安かったです！本記事ではローマ店の様子と買った商品の感想をご紹介します。

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の歴史
ローマ店の様子
オーデコロン「サンタ・マリア・ノヴェッラ」
ローズウォーター
ザクロのタボレッタ
おまけ
まとめ

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の歴史

サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の起源は1200年代。もともとドミニコ修道士たちが修道院内の医務室で使用する薬を調合するための薬局だったのを、1612年に一般開放して、正式に薬局として設立されました。当時から製品の効能にかなりの定評があり、設立後すぐに王家御用達製造所という称号を与えられたほどです。

ローマ店の様子

本店はフィレンツェにありますが、ローマにも2店舗支店があります（スペイン広場近くとナヴォーナ広場近く）。スペイン広場近くの店舗の方が広々していた印象です。

ナヴォーナ広場近くの店舗（Corso del Rinascimento 47）

スペイン広場近くの店舗（Via delle Carrozze 87）

たくさん商品があって圧倒されてしまいますが、店内に日本語の商品リストがあるので、それを見ながら店員さんとやり取りできます。

高級感のあるパッケージが素敵です。プレゼントしたら見栄えもいいし、喜ばれそうです。

オーデコロン「サンタ・マリア・ノヴェッラ」

この薬局で一番の看板商品と言えば「王妃の水」と呼ばれるオーデコロン「サンタ・マリア・ノヴェッラ」です。

フィレンツェの名門貴族カテリーナ・ディ・メディチのために作られた香水です。彼女が後にフランス王妃となったことから「王妃の水」として、世界的に有名な香水となりました。さらには、フランス王室に香水という概念をもたらして流行らせたのも、この「王妃の水」とのこと。

こういうストーリー性のある商品が大好きな私は、迷わず「サンタ・マリア・ノヴェッラ」を購入。

カラブリアのベルガモットがベースのさわやかな柑橘の香りです。芸能人だと吉瀬美智子さんが愛用しているとか。主張しすぎない清楚な香りです。

普段ジョー・マローン（Jo Malone London）を愛用している私からすると、サンタ・マリア・ノヴェッラは香りの強さがちょっと物足りない感じは正直します。自分にしかわからない程度に、ほのかに香らせるのが好きな人にはいいかもしれません。

ちなみにお値段は90€。日本の正規店で買うと17,600円なので、イタリアだとかなりお得に買えます。なお、日本だと正規店よりもアマゾンの並行輸入品の方が安く買えます。

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せっかく来たので、店員さんに他の人気の香りを聞いてみました。サンタ・マリア・ノヴェッラ以外で人気なのは以下の香りとのこと。

・フリージア
・ザクロ
・チンクアンタ

どれもいい匂いでしたが、チンクアンタは私にとっては少し甘すぎでした。次に買うならザクロかなと思います。

チッタ・ディ・キョート（京都の街）という香りもありました。これは、京都とフィレンツェの姉妹都市提携40周年を記念して誕生したものだそうです。パウダリーな、少し大人な女性の香りがしました。アイリスや蓮の花、イランイランなどが調合されています。

ローズウォーター

ローズウォーターは1381年に発売されて以来、オリジナルのレシピでずっと作り続けられてきた人気商品です。顔・体に使える化粧水で、日焼けした肌を引き締める効果があります。メイク落としや日焼け止めのふき取りにも使えます。

使った感じ、そこまで保湿性はそこそこ。香りは、強すぎないバラの香りが付けたときにフワっと香る程度です。ニキビなどの抗炎症作用、アンチエイジングのための抗酸化作用があると言われていますが、実感としては、いつもより肌の調子がやや良くなる程度。抜群に優れた効能を期待して使うというよりは、アルコールフリーの肌に優しい化粧水と思って使うのが良いかもしれません。

ちなみに、ローズウォーターはお風呂に垂らせば筋肉の疲労回復を助け、しみ込ませた布を顔の上に置いて蒸気を吸い込むと、片頭痛が緩和されるそうです。色々な作用があるんですね。

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