イギリスの高級スーパー「Waitrose(ウェイトローズ)」。英国王室御用達のスーパーであることでも有名です。ウェイトローズには、高品質かつ素敵なパッケージの商品が多く売られているので、旅行者にとって手頃なお土産を買うのにぴったりです!また、ウェイトローズカードを作れば無料でコーヒーや新聞が貰えます。本記事では、ウェイトローズで買えるお土産&会員特典をご紹介します。
ウェイトローズとは
イギリスの主なスーパーは、ターゲット層別でだいたい以下のとおり分類できるかと思います。
高級スーパー | Waitrose(ウェイトローズ) Marks & Spencer(マークス&スペンサー) |
庶民的スーパー | Tesco(テスコ) Sainsbury’s(セインズベリーズ) |
格安スーパー | Morrisons(モリソンズ) Asda(アスダ) |
ウェイトローズは英国王室御用達のスーパーであり、百貨店「John Lewis(ジョン・ルイス)」の系列会社でもあります。高級スーパーといっても全体的に「Tescoよりもちょっと高いかな?」程度です。
充実のプライベートブランド
プライベートブランドを何種類か持っていて、一番下位の「Essential Waitrose(エッセンシャル・ウェイトローズ)」は品質も良くお手頃なので日常使いに重宝します。一番上位の「Waitrose Duchy Organic(ウェイトローズ・ダッチ―・オーガニック)」は、もともとチャールズ皇太子がプロデュースしていた「Waitrose Originals(ウェイトローズ・オリジナルズ)」を起源とするオーガニックにこだわったプライベートブランドです。なお、チャールズ皇太子プロデュースの商品として有名で人気なのが「Oaten Biscuits(オート麦のビスケット)」。
素朴な味で、お値段は£2.20とお手頃です。レビューでも大絶賛している人が多く、人気が伝わります。(https://www.waitrose.com/ecom/products/waitrose-duchy-organic-original-oaten-biscuits/405727-57091-57092)
旅行者向け:お土産にもピッタリ!イギリスブランドが充実
ウェイトローズには、お土産に使えそうなイギリス製商品がたくさん売っています。2個買うと安くなるセールやディスカウントがしょっちゅう行われるので、空港やそのブランドの正規店で買うよりも安く買えることが多いです。
ウェイトローズのプライベート・ブランドのチョコはお手頃価格なので、ばらまき用に使えそうです。
在住者向け:会員特典を使いこなそう
私は自宅から一番近かったスーパーがウェイトローズだったこともあって、渡英してすぐにマイ・ウェイトローズ・カードを作りました。申請はウェイトローズの公式サイトからできます。入会金は無料で、申請後、指定した住所にカードが配送されます。
会員が無料で飲めるコーヒーコーナーは、いつも目に見えて人気だったのでその存在は知っている人が多かったのですが、それ以外の特典については、私界隈では以外と知名度が低かったです。日本でよくあるポイントカードと異なり、購入額に応じて買い物に使えるポイントがたまる、というカードではないので、漫然と使っていると全く恩恵にあずかれない人も…。モッタイナイ!以下に主な特典をまとめたので、ご参考ください。
コーヒーが無料
この特典が一番知名度が高く人気もあります。昔はレジで会員カードを見せれば紙コップが貰えて、コーヒー・マシンによる無料コーヒー(ラテやカプチーノもあり)が楽しめたのですが、環境への配慮から2018年8月から紙コップの配布サービスは停止しました。そのため、今は無料コーヒーを飲むためにはマイカップを持参する必要があります。マイカップを持参する手間は増えたものの、購入金額に関係なく無料で飲めるコーヒーコーナーは今も変わらず人気コーナーです!
私がよく行っていたのはピカデリーラインのラッセルスクエア駅すぐにあるブランズウィック・センター店。広々としていてウェイトローズの他にもお店がいくつも入っているショッピングモールのような場所でした。外にたくさんベンチがあったので、天気のいい日の昼には、サンドウィッチやフルーツとウェイトローズの無料コーヒーでランチを楽しむ学生や地元民を多く見かけました。
住所:23-39 The Brunswick Centre, Bloomsbury, London WC1N 1AF
営業時間:月-金7:00 – 22:00、土8:00 – 21:00、日12:00 – 18:00
新聞が無料
合計で£10以上商品を購入した場合、デイリーメールやガーディアンなど、以下の新聞が無料で貰えます。
The Daily Mail, The Mail on Sunday, The Daily Telegraph, The Sunday Telegraph, The Guardian, The Observer, The Sun, The Sun on Sunday, The Times and The Sunday Times.
私はあまり新聞を読まないのですが、旦那は「これは英語の勉強になる!」とこの特典をすごく気に入っていました。レジでお会計をして、最後に会員カードをスキャンすると、新聞代が丸々割り引かれるシステムになっています。新聞コーナーには、Financial Times(ピンクの新聞)など、特典の対象外の新聞も売っているので気を付けましょう。
お魚カウンターの商品が金曜日に20%オフ
毎週金曜日、会員は魚売りカウンターで20%オフでお魚を買うことができます。日本で買うよりも割高なイギリスのシーフードですが、金曜日ならば買いやすいです。なお、お魚カウンター以外の商品棚の魚も、割と毎週金曜日にセールしているように思います(こちらは会員でなくても割引されます)。
もうレジで並ばない!クイック・チェック
Quick Checkアプリをダウンロードして会員カードを登録しておきます。お店に入ったらアプリを起動して、買う商品を携帯でスキャンし、自分の買物バッグに入れます。お店を出るときにアプリ上で支払いをすれば、レジに並ぶことなくお買い物終了です。夕方などレジが混み合う時間帯に2~3点の商品だけ買いたい場合には重宝するサービスです。
マイピック(特定商品の20%オフ)はサービス終了
もともと人気があったマイピックというサービス。HP上で自分がよく買う商品を登録しておくと、会員カードを提示することでその商品が20%オフになるという、無料コーヒーに並んで人気のサービスだったのですが、2018年に終了しています。残念。
その他の特典
- ウェイトローズが提供するぐるなび的なレストランガイドアプリ「The Good Food Guide」が無料で使用できます。
- クッキング・スクールの授業料が10%オフになります。
- ウェイトローズが出すフード・マガジンが無料でもらえます。
まとめ
王室御用達の高級スーパー「ウェイトローズ」。扱う商品の品質の高さには定評があり、特に野菜、フルーツやお肉は他のスーパーよりも信頼できます(以前、テスコでカットフルーツを買ったら洗剤の味がして吹きました…)。自分用からバラマキ用まで、プライベートブランドを含め様々なイギリスブランドのお土産が、一度に手に入れられるので旅行者にとっては便利だと思います。
また、在住者にとってもコーヒーや新聞無料は嬉しい特典。漫然と使っていてもポイントがたまるわけではないので、気を付けましょう!
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