イギリスで革靴を買いたいならば外せないのがジャーミンストリート(Jermyn Street)。ジョンロブ、フォスター&サン、エドワードグリーン、トリッカーズ、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、JMウエストンなどの高級紳士靴店が並ぶ靴好きにとっては天国のようなストリートです。本記事では、ジャーミンストリート沿いにあるおすすめレストラン「ウィルトンズ」と「45ジャーミンストリート」をご紹介します。
ジャーミンストリートのお店たち
まずは目の保養としてジャーミンストリートにある靴店をご紹介…。本筋とずれるため、写真のみの紹介です。
ウィルトンズ(Wiltons)
シルクハットを被ったロブスターのキャラクターが目を惹くウィルトンズ。もともとオイスター屋台から始まったお店という経緯からオイスターやシーフードの美味しさに定評があります。
内装はシックで落ち着いた雰囲気なので、スマートカジュアルで行くことをおすすめします。
上の写真の人、グルメ評論家らしく、食事のあとシェフにインタビューしていました。
おすすめは人気のロブスタービスク。ロブスターの旨味がギューッと詰まったスープは逸品です!
このお店では、シーフード以外にもGameというジビエ料理が人気です。私が行ったときはGrouse(ライチョウ)のソテーがメニューにありました。味はチキンにちょっと野性味を感じる程度で食べやすく、美味しかったです。カリカリのベーコンを添えるのは、伝統的料理法の名残だそうです。
このライチョウ、食べていたら「カリっ」と歯にあたるものが。慌てて外に出してみると小さな石が入っていました…!驚いていると、店員さんがそれはライチョウを仕留めた時の銃弾だと説明してくれました。なんというワイルドさ!飲み込んだり歯が欠けなくてよかったです。笑 Gameを食べる時にはよくあることだそうですので、Gameを食す際には皆様ご注意を。
付け合わせの赤キャベツとポテトも美味しいです。特にクリームド・ポテトが塩気・滑らかさが丁度よく、かなり気に入りました。付け合わせまで美味しいなんてさすがです…!
最後にコーヒー等を頼むとチョコトリュフも出してくれました。シーフード柄のお皿にチョコトリュフ。笑 ミスマッチな感じもしましたが、とても美味しかったです!
45ジャーミンストリート(45 Jermyn St.)
ウィルトンズに比べてもう少し気軽に楽しめるのがフォートナムメイソンの真裏にあるレストラン「45ジャーミンストリート」です。ミシュランガイド2020にも載っている名店で、メニューは、ヨーロッパとイギリスの伝統料理をミックスさせています。
このお店もオイスターが人気です。今なら、オイスター3つとフォートナム&メイソンブランドのシャンパン1杯のセット(£24)を頼むと、もう一人分が無料で提供されるキャンペーン中です。(2020年9月3日現在)
ポークベリーを頼んだところ、皮はカリカリでお肉はとろとろのジューシーで、とても美味しかったです。
45ジャーミンストリートはカクテルでも有名なお店です。ここは、ロンドンで初めてソーダ・ファウンテン(炭酸を入れる機械)を設けたレストランで、ソーダ・ジャークや薬剤師のレシピにインスパイアされたユニークなレシピでオリジナルカクテルを提供します。例えば私が頼んだオリジナルカクテルの「No.17」では酸味(acid)が小瓶で出されてきました。確かに薬剤師のレシピっぽいです…!自分の好きな具合に酸味を入れてお気に入りの味に調整できます。また、途中で味の変化が付けられます。酸味をちょっとずつ入れて味の変化を観てみたところ、酸味を入れれば入れるほど甘さが引き立つ不思議…!面白い経験でした。
オリジナルカクテルのほかは、マティーニが人気のようです。
まとめ
ウィルトンズはフォーマルな雰囲気のお店なのでジャケットに革靴でビシっと決めて行くことをおすすめします。対して45ジャーミンストリートはもう少しカジュアルな雰囲気なので、ショッピング帰りに気軽に楽しめるでしょう。
紳士のストリートと言われるジャーミンストリートで靴を買い、英国料理を食らう。英国紳士の気分を味わえるに違いありません…!
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