「近代ホテルの歴史はサヴォイ・ホテルから始まった」とも言われている、ロンドンの老舗高級ホテル「サヴォイ」。本記事ではサヴォイのThames Foyerでアフタヌーンティーをしたときの様子をご紹介します。
サヴォイとは
サヴォイはテムズ川沿い・ウォータールー橋近くにある1889年創業の老舗高級ホテルです。チャップリン、マリリン・モンロー、ビートルズなど数々の有名人が宿泊してきました。
特徴的なのは、ホテルにシアターが付いていること。サヴォイは、このシアターとレストランに力を入れることで、カップルがサヴォイ・シアターでの観劇の後に、ホテルでディナーをするというデートスタイルを確立させ、人気のホテルになったそうです。
アフタヌーンティーの予約
アフタヌーンティーは￡75からで、公式サイトから予約できます。
人気店なので予約は1カ月前にはしておくのが安心です。
ドレスコードはスマートカジュアル。男性はジャケット、女性はワンピースの人が多かったです。
いざ、アフタヌーンティー
ホテルに入ると、どこもかしこも高級感が漂います。
係の人に名前を告げると、スムーズに席に案内してくれました。
天井がガラスのドームになっていて、自然光が良い感じに取り入れられ、高級感もありながら爽やかな雰囲気でした。真ん中にはグランドピアノが置いてあり、生演奏を聴きながら食事できます。
ティー・セットは、サヴォイ特注のウェッジウッド製です。色合いや繊細な花模様が可愛らしかったです。
ティーセットはホテル内で販売されているので購入することができます。
紅茶の種類は25種類程度で、私はThe Savoy Afternoon Teaという茶葉をチョイスしました。クセのない、普通に美味しい紅茶でした。
まず来たのが4種類のサンドウィッチ、タルトにサーモンのオープンサンド。もちろんおかわり自由です。タルトやオープンサンドが出てくるのは、特徴的かもしれません。タルトとカレー風味のチキンサンドウィッチ(Chicken coronation) が特に美味しかったです。
続いて出てきたのがスコーン・フィナンシェ・ケーキの3段スタンド。
普通はスタンドの一番下にサンドウィッチが載っているイメージですが、サヴォイではサンドウィッチは別皿で、その分フィナンシェのお皿が中段にあるという感じです。
スコーンはプレーンとレーズンの２種類。形がコロンとしていて艶もあって美しかったです。今まで食べたスコーンの中で一番きれいなスコーンでした。
スコーンにはクロテッドクリーム、イチゴジャム、レモンカードが付いてきます。レモンカードで食べるのも美味しかったですが、私は断然イチゴジャム＆クロテッドクリームの方が好きでした。
紅茶とフィナンシェのコンビネーションは最高でした！ケーキと対照的に甘さが控えめでとても食べやすかったです。
ケーキは２人分でケーキが１種類ずつでした。どれも甘さがギュッと詰まっている感じで、好き嫌いが分かれるかもしれません。もうケーキを食べる頃にはお腹いっぱいすぎて＆食べるのに必死すぎて、正直、美味しかったかどうか印象に残っていません。笑 でも見た目が可愛かったです！
この日は誕生日だったので、追加で誕生日プレートをサービスしてもらいました。運ばれてくるときは、ハッピーバースデー・ソングのピアノ生演奏付きです。なんとも優雅で素敵な誕生日でした！ホテルからは、サヴォイのカードで誕生日メッセージもいただきました。
１７時頃になるとティールームの奥の部屋が解放され、おしゃれなバーが出現。その時にはお腹が限界だったので、バーに行くことはしませんでしたが、サヴォイ・シアターで観劇→アフタヌーンティー→バーと、はしごしたら一日中サヴォイに居られるな、と思いました。サヴォイは顧客をホテル内で回遊させるのが上手です。さすが、ホテルを単なる宿泊先から一日中楽しめる人々の社交場へとホテルの役割を変貌させた老舗ホテルです！
まとめ
サヴォイのアフタヌーンティーは高級老舗ホテルらしい豪華な雰囲気のものでした。とっても素敵でしたが、￡75というお値段を考えると、￡53.50から楽しめるリッツのアフタヌーンティーの方がサヴォイよりもコスパ良く優雅で本格的なアフタヌーンティーが楽しめるのかなぁと思いました。
コメント