革靴のカビ対策に!ドライペットくつ用【1年半使用レビュー】

シューケア

革靴の大敵、カビ。長期間革靴の手入れをすることができない場合は、カビの発生をどうやって防ぐのか、なかなか悩ましい問題です。今回、使い捨て用の除湿剤である備長炭ドライペットくつ用シートを1年半使用した感想をまとめてみました。

カビの原因と対策

革靴好きを悩ませる問題の一つ、カビ。主な原因は湿気・ホコリで、こまめなブラッシングや通気性の良い場所での保管がベターです。ただ、長期間手元にないなどの理由でそういった対策が取れないことも。。

私の場合、日本を出た際に置いてきた靴は調湿機能付きのトランクルームに保管しており、特に問題はありませんでしたが、一部の靴については諸事情で実家で保管することに。高温多湿な環境を乗り切るためにどうするか、頭を悩ませたあげく、以下のことをやってみました。

やってみたこと

  1. 備長炭ドライペットくつ用と旅行用圧縮袋を用意
  2. 備長炭ドライペットくつ用を靴の中に入れる(片足1個ずつ)
  3. 靴と備長炭ドライペットくつ用2個を圧縮袋に入れ、圧縮袋を閉じる

備長炭ドライペットくつ用は、エステーから販売されている靴用の湿気取りです。備長炭と活性炭が配合されており、除湿+脱臭効果があります。粒が液体になった時が取り換えのタイミング。

これで湿気を取りつつ、ホコリ対策も兼ねて、圧縮袋に靴を入れて保管するという二段構えの対応を講じました。

圧縮袋は、旅行でお馴染みのジッパー付きのものを選択。

衣類と違って靴は平らにならないので限界はありますが、この仕様で内部の空気をある程度抜くことができます。

こんな感じで保管していました。

ちなみに、私が使った使い捨てタイプのもの以外に、シリカゲルなどが配合されたくりかえし再生タイプもあります。

効果のほどは…

保管開始から1年半。靴の大半が引っ越し荷物の中かトランクルームにあり、ローテーションに苦労していた一時帰国のタイミングで様子見のため開けてみることにしました。

おそるおそるドライペットを取り出します・・・

ドキドキしながらドライペットを取り出し、一通り靴の状態を確認しましたが・・・どこにもカビはありませんでした!梅雨を二回越しましたがなんのその、一安心です。

こちらが靴の外に入れていたドライペット。ゼリー化が目立つ部分はパッと見たところなく、結構粒が残っており、まだまだ使えそう。

こちらは中に入れていたほう。比較的閉じた空間だからか、こちらのほうがゼリー化が進んでいましたが、まだ半分近くは粒状のままで、現時点で取り換える必要はなさそうです。靴の外には2個入れていましたが、1個でも十分だったかもしれません。また、保管する靴が多いと、ドライペット+圧縮袋の費用がかさむので、場合によっては靴の中に入れる(=1足あたり2個)だけというのもありでしょう。

並べてみました。光の具合で見づらくてすみませんが、右のほう(靴の中に入れていたもの)がゼリー化が進んでいます。圧縮袋に入れていてもある程度湿気を吸っているので、外気に触れた状態ではすぐにキャパを超えてしまうでしょうね。そういった意味では、圧縮袋をプラスで使ったのは正解でした。

簡単にケア。手元にコードバンクリームがないので、とりあえずサフィールのニュートラルと乾拭き、馬毛のブラッシングの最低限で。クロスはエドワードグリーンの箱の中に入っていたもの。何枚もあってもしょうがないので使ってみましたが、使い心地は普通でした。

最後に

ドライペット+圧縮袋の効果は絶大でした。これなら数年間の使用にも十分耐えそうです。大事な靴を湿気・ホコリから長期間守る場合のおススメのコンボです。

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