今年10月、ミュンヘンを旅行したついでに1586年創業の当地の靴屋、エドワードマイヤー(Ed Meier)の店舗を9カ月ぶりに再訪しました。試着時のサイズ感など、備忘も兼ねて書き残しておきます。
エドワードマイヤーの概要と、1月に購入したUチップについてはこちらにまとめています。
店内の様子
一歩足を踏み入れた瞬間、異世界が広がります。
トータルショップとして打ち出しているため、一見靴の取扱いがあるのかわからないかもしれません。
民族衣装のテイストも入っているんでしょうか?
階段を上り、メインフロアの2階へ。左手が衣服エリア、右奥が靴エリア。
エドマイヤー別注クロケット
クロケットとのダブルネームの靴。
エドマイヤーの代名詞であるぺドゥフォームは採用されていません。モデルもボストンなど、クロケットのお店で普通に売られているモデルが多そうでした。
値段は700~800ユーロ程度が中心で、ドイツでのクロケットの流通価格と同程度~若干高めかなと思います。
エドマイヤーのオリジナルシューズ
こちらはメインのオリジナル。誰かが試着していたようで、靴が置きっぱなしになっていました。
コレクションの種類については以前こちらでまとめました。
穴飾りが存在感ありますね。前から気になっていましたがサイズがありませんでした。。
結構違う082ラスト・385ラスト
UK7の私の足に合うサイズの靴は例によってほとんどありませんでしたが、その中でも気になった靴が見つかったので試着させてもらいました。
そのうち一足がこちらのローファー(レッドタン)。サドルの形状や穴飾りが上品で、既製品ではなかなか見かけないデザインです。ラストは385で、かなりロングノーズ気味。全長ベースだと、385ラストの7ハーフ≒082ラストの8ハーフでした。ラストでここまで違うとは…!!
エドマイヤーは採寸にあたってオールデンで有名なブランノックデバイスを使用しています。マイサイズは8.5D(採寸結果は8.5Cでしたが、マイヤーはCウィズの靴を製造していません。ちなみに、採寸結果はアナトミカのパリ店で採寸してもらったときと同じでした)。手持ちのUチップ(アルデック)は082ラストです。
ただ、385ラストは、082ラストと比べてアーチの盛り上がりを含めて抑揚に欠ける感じがあり、正直、手持ちのマイヤーを履いたときほどの感動は得られませんでした。ローファーということで甲の抑えが効かないことも原因の一つかもしれません。082はモディファイドラストに近いフィット感なのですが、385は短時間の試着では十分に特徴を感じられず…。エドマイヤーといえばモディファイドラスト的なアーチサポートが強め、内ぶりのラストだと思い込んでいましたが、そういうわけでもなさそう。
最終的には7ハーフまで履かせてもらいましたが、これも踵が緩かったので断念。残念ながら私の足には縁がありまけんでした。
もう一足、アルデックと同じラストであなたのサイズなら…と、082ラストのペニーローファー(ローファーということで、ハーフ下げの8)を持ってきてくれたので、試着させてもらいました。
手持ちと同ラストのためフィット感は抜群で、ローファーNo1の履き心地になる予感がしたものの、今後のことも考え見送りました。
私は2種類のラストしか試していませんが、ラスト次第で相性やベストなサイズが大分変わってくるのがつらいところ。手持ちの他国の靴のサイズから類推してマイサイズを探し当てるのも難しく、試着なしでの購入はやめたほうが無難でしょう。ブランノックデバイスを手に入れたもでぃふぁいどさんならワンチャンあるかもしれませんが…笑
最後に
この日はドイツあるあるで、チケットを購入していたミュンヘン行きの電車がキャンセルされたため、洋服エリアを含めてじっくり見る時間がありませんでした。。それでも、足を運んだ価値は十分にありました。チャンスがあればまた訪れたいです。
コメント
ワンチャン……!!ワンチャン狙っていきたいです!!!
082で8.5D、082で8.5D、呪文として覚えておこうと思います!!笑
めっちゃピンポイントですが、モディファイドさんと私のマイサイズは概ね同じくらいだと思いますので、もしかしたらいけるかもしれません笑 吉報お待ちしてます!