【2021年12月】日本帰国レポート(帰国準備~入国編)

イタリアからドイツ経由で日本へ

2021年12月下旬、駐在期間が終了したため日本へ帰国しました。イタリアからの帰国(ドイツ経由)なので検疫所指定のホテルでの隔離期間は6日間。幸い、私も同乗者も陰性であったため、ホテルでの隔離期間は延長されませんでした。本記事では、帰国の際の様子や注意点を紹介します。

飛行機の手配

2021年12月現在、イタリア―日本間は直行便がありません。私はドイツ・フランクフルト経由で帰りました。イギリス・ロンドン経由で帰ることも考えたのですが、イギリスでの新規感染者数が10万人超と急増していたので、結果的にドイツ経由にしてよかったと思いました。

当時のドイツも新規感染者数6万人超と数は大きかったものの、どこへ行ってもワクチン接種証明または回復証明の提示を求める2Gルールが徹底されており、しっかり対策をしているという印象でした。

クリスマスマーケットでも2Gチェックされました。

日本への入国規制

オミクロン株の流行に伴い、入国規制は日々変わっています。外務省と厚生労働省のHPを確認するのはマストです。(以下、2022年1月3日現在有効なリンクです。)
外務省海外安全HP
厚生労働省HP
併せて、航空会社(私の場合はJAL)のHPもチェックしておくと安心です。

2021年12月下旬にイタリアからドイツ経由で日本に帰国する私の場合、以下の準備が必要でした。

  • 検査結果証明書(出国前72時間以内)
  • 回答済み質問票(QRコード)
  • アプリ(MySOS、COCOA)のインストール
  • 誓約書

検査結果証明書

日本への全ての入国・帰国者は,出国前72時間以内に実施したコロナの検査証明書を取得・所持している必要があります。詳細はこちらの厚生省HPをご参照ください。

検査方法や記載すべき事項が細かく規定されており、それを全てクリアしている証明書でなければ飛行機に乗せてもらえません。特に検査方法を間違う人が多いので、要注意です。

ドイツ内の色々な空港にあるEcoCareという検査機関は日本専用フォームで証明書を出してくれるため、おすすめです。検査結果はPDFで発行されるため、結果を取りに行く必要はありません。

予約しましたが、検査まで45分くらい並んで待たされました。予約時間は余裕をもって設定することをおすすめします。

予約の意味あった?と思うくらい待ちました。

また、日本専用フォームの証明書を頼む人が少ないからか、現場のスタッフが検査方法をよく理解していなかったため、危うく喉ぬぐい液だけで検査されるところでした。「日本用だから喉だけでなく鼻もぬぐって検査して」とはっきり主張することが必要です。日本専用フォームで証明書を出してくれる機関だからと言って油断はしてはいけないようです…。

和英併記の証明書を出してくれます。

質問票

質問票はこちらの厚生労働省HPからアクセス・入力できます。

質問票の質問項目は多くありません。回答内容はQRコードでデータ化されるので、書類を増やしたくない人はスマホで回答してQRコードをスクショすることをおすすめします。パソコンで回答した場合は、QRコードを印刷する必要があります。

アプリのインストール

必要アプリについてはこちらの厚生労働省HPに説明があります。

細かい設定や登録については、日本到着後の検疫でかなり丁寧に説明・確認してもらえるので細かい設定は分からなければ後回しでいいと思います。

MySOSとCOCOAの二つをインストールする必要がありますが、正直COCOAの存在意義は謎です。ダウンロードしたものの、隔離期間中、全く使わないし使い方も特に指導されません…。

誓約書

こちらの厚生労働省HPからダウンロードできます。

フランクフルト空港の様子

フランクフルト空港では、ターミナル1はたくさん人がいたのですが、JALのあるターミナル2はマイナー路線ばかりなのか、閑散としていました。客室乗務員さんいわく、この日はストがやっていたそうで、普段からこうなのかはわかりません。

手荷物検査後のエリア。18時頃なのにお店がほとんど開いていなくて焦りました。

飛行機内の様子

飛行機内は各列に1~2人座っているかな、という程度の込み具合でした。

機内食の様子はこんな感じでした。撮り忘れましたがデザートにハーゲンダッツも出てきました。

成田空港到着

空港に着いたら、アプリのチェック、機内で配られた書類のチェック、唾液検査が行われます。

スタンプラリーのように、1項目チェックしたら、次の場所に移動して次のチェック…と空港内に整備された検疫用のルートを誘導に従って移動します。係員の方も慣れている様子で一つ一つの手続は非常にスムーズに進みました。こういう几帳面さが日本っぽいな~と感心しました。

決められたルート・チェックポイントを一つずつ進んでいきます。

空港にいたスタッフさんは、大学生くらいに見える若い人や外国人が多かったです。

着陸したのが15時頃、全ての検疫手続が終わったのが17時頃でした。検疫手続の中ではやはり検査結果の待ち時間が一番長かったですね。1時間くらい座って待たされたかと思います。PCR検査が陰性だったことを示す赤い紙をもらって、入国ゲートを通過します。

預け荷物のピックアップ場所では、違法な食べ物(肉や果物)を持ち込んでいないかチェックする空港探知犬がいました。

預け荷物回収後、別送品などの税関手続が必要な人は税関手続をします。

ここまでは割とスムーズだったのですが、バス停に誘導されてからホテル行きのバスが来るまで1時間半ほど待ちました。これは思いがけない待ち時間でした…。

ホテル到着

どこのホテルに行くかは、バスが割り当てられるまでわかりません。宿泊できるホテルが確保できず、福岡など地方に飛ばされた例もあり、「ホテルガチャ」なんて言われていますね。ただ、地方の場合はチャーター便(航空便)で移動するそうなので、バス停に誘導されたときは、地方行でないことは目星はつくと思います。

私は幸い千葉県内のホテルで、空港からバスで40分程度の場所。部屋に入れたのは20時前でした。

大きな窓もあり予想よりもいい部屋でした!

長くなったので、ホテルでの隔離の様子は次のブログ記事で紹介したいと思います。

【2021年12月】日本帰国レポート②(隔離ホテル編)はこちら

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