【ロンドン紹介】クロケット&ジョーンズジャーミンストリート店

Crockett & Jones

多彩なモデル展開で日本でも人気の高いクロケット&ジョーンズ。ロンドンで最大規模を誇るジャーミンストリート92番地店についてまとめてみました。この記事では、独自のパティーヌサービスをはじめとした店舗の特徴や、純正シューツリーの選び方等について紹介します。

基本情報

  • 営業時間:9時~18時(月~土)、11時~17時(日)
  • 定休日:なし

最寄駅はピカデリーサーカス駅(ピカデリーライン、ベイカールーライン)またはグリーンパーク駅(ピカデリーライン、ジュビリーライン、ヴィクトリアライン)。ジャーミンストリートのちょうど真ん中にあります。日曜日でも営業しているのは嬉しいポイント。

メンズ・レディースともに豊富な展開

主要旗艦店だけあり、品揃えはロンドンの店舗で一番。万が一売り切れでも、同じジャーミンストリート沿いの店舗をはじめ、ロンドンに複数店舗があるため、数日滞在可能であれば取り寄せも可能です。

メンズは勿論、レディースモデルの充実度はジャーミンストリートの靴屋でも群を抜いています。日本人女性のスタッフさんが1人いらっしゃるので日本語対応も安心です。

レディース。色味や靴紐が女性らしくて素敵です

なお、オードリー3・キャベンディッシュ3といった日本限定モデルの取扱いはありません(例外的に、セール時や、ファクトリーショップには在庫がある可能性はあり)。

パティーヌ実演あり(木・日除く)

入り口付近のスペースでは、パティーヌ職人のビスマルクさんが染め替え等の作業をしている様子が見られます。 インスタで彼のアカウント(@sartorpolishing)をフォローしている方も多いかもしれません。

クロケットの工場で5年以上革靴の制作に携わったのち、独学でパティーヌを始めて15年以上のベテランさん。フレンドリーにパティーヌの仕事について語ってくれるので、ご興味のある方は、是非話しかけてみてください(木・日曜日はお休み)。以前彼と話したときは、ヒロヤナギマチのインスタを見せながら、「このミュージアムカーフのムラ感は絶妙だ!」と熱く語ってくれました(笑)。

インスタの画像と共にエピソードを披露してくれるビスマルクさん
トゥのパティーヌをお願いしたヘイフォード

純正シューツリーの選び方

公式サイト上、メンズのシューツリーは3種類ありますが、実質は下の2種類のみ。残り一つはCウィズのモデル(1種類のみ)専用だそうです。

左がクラシック(65ポンド)、右がラグジュアリー(110ポンド)
だいぶん形が違います

クラシックは325、341等ラウンド等でぽってり目の靴用、ラグジュアリーは348、363などスクエアトゥの靴用です。実際、5年前に店舗でTedbury(348ラスト、スクエアトゥのチャッカブーツ)を購入した際は後者を勧められましたが、ぴったりはまりました。逆に、Alex(348ラスト)にクラシックを入れようとしましたが、踵が大きくて入らず。

ここから言えるのは、踵の小さい日本別注モデルについては、クラシックシューツリーは向いていないということです。ちなみに私はオードリー3(367ラスト)には伊勢丹オリジナルを、キャベンディッシュ3(375ラスト)にはコルドヌリアングレーズのシューツリーを使用しています。

なお、レディースの純正シューツリーもあります(1種類のみ、50ポンド)。友人がチェルシーブーツ用に購入しましたが、フィット感は良好。レディースの靴にぴったり合うシューツリーはなかなか見つからないので、こちらは購入するメリットが大きいと思います。

クリーム・ワックスはサフィール製

クリーム・ワックスはサフィール製です。もっとも、クリームについてはシューケアセットでのまとめ販売のみで、バラ売りはしていないそうです。サフィールの要求するロットと店舗の希望するロットの折り合いがつかなかったとのこと。

靴の色に合うクリームについては、店員さんに質問すれば写真のシートで調べてくれます。それにしても、サフィールの色のバリエーションは圧倒的ですね。

その他、ベルトも販売しています。

最後に

靴の購入のほか、パティーヌやオールソール等で何度も訪れた、思い入れのあるお店のひとつです。クロケットファンならずとも見ごたえのある空間なので、ロンドンにいらした際はぜひ覗いてみてください。

コメント