ジェイエムウエストン(J.M.Weston)のハントダービー

J.M.Weston

パリでの購入から2年弱、トゥとヒールのスチールがすり減ってきたジェイエムウエストンのハントダービー。修理に出す前に、少し振り返ってみることにしました。

出会いはシャンゼリゼ店で

日本では35万円超えという凄まじい価格を前に、買うなら海外でと思っていたハントダービー。ロンドンの店舗ではあいにく在庫がありませんでしたが、2018年10月に訪れたシャンゼリゼ店はさすが大型店、前後のサイズも揃っており、ジャストサイズ(7D)を選ぶことができました。

価格はうろ覚えですが、たしかロンドンでは1700ポンド、パリでは1900ユーロくらいだったように思います。これでも20万円超えと既製靴では最高峰の値段ですが、この段階だと、日本よりも10万円以上安いなんて買うしかない!!というマインドに(笑)

広々とした店内で、ディスプレイも洒落ていました。ヨーロッパ滞在中にもう1回行きたいです…!

これは購入後にホテルで撮った写真。

最近ウエストンが採用している青い靴箱をもらったのもこの時が初めてでした。シャンゼリゼ店で購入したことがわかるシールが貼られていますが、たとえば青山店で購入した場合には青山店用のシール付きなんでしょうかね。

ちなみにジャーミンストリートの店舗はだいぶんこじんまりとしています。

サイズ感:踵と袋ベロが曲者?

サイズ感は、通常のUKサイズ、ローファーのハーフサイズ上げ同ウィズあたりが最初にお店で勧められるサイズだと思います。6ハーフD、7Cも念のため試着させてもらいましたが、私もそのサイズ(7D)でぴったりでした。

店舗で試着したときは、これはいける!と思って購入したものの、ローファーやゴルフなどと比べると踵がかなり絞られており、最初は踵が痛めつけられることに…

さらに、この袋ベロが意外と固いのか、歩いているうちに袋ベロ部分が締め付けられて痛くなり、しばらくは2~3時間履くのが限界でした。。とはいえ、半年ほど経ってからいつのまにか馴染んで快適になりました。

ゴルフはウィズを失敗して6ハーフCを買ってしまい、日本に置いてきましたが、今後はきつきつのゴルフよりもハントの出番が増えそう(ゴルフは4年はいたので、これ以上革の伸びしろはなさそうな気がしています。)。ハントについてはよく言われるウエストンの修行のように、全体がタイトで痛くて歩けない、みたいなことはなかったものの、馴染むのに少し時間がかかったのはさすがウエストンと言うべきか。

なお、ソール自体は厚みが1.3cmとハインリッヒディンケラッカーのトリプルソール(1.5cm)とさほど変わらない重厚感ですが、ハンドソーン製法ということもあってか、初めからソールの返りは◎。ただ、見た目通り踵が重いので、きちんと踵から接地しないと踵が持っていかれる感じがします。実際、何回か足首をひねりそうになりました(笑)

エイジング(1年9か月)

1年9か月を経て、こうなりました。

時期にもよりますが、2~3週間に少なくとも1回は登板させたので、30回くらいは履いたでしょうか。

つま先のスチールがすり減り先端は革部分に達するほどに。

ヒールのスチールも削れが目立つ状態に。ヒールの飾り釘もすっかりつぶれました。

ハントのヒールは普通の靴よりも大きく、歩き方の問題もあり、だいぶん傷がついてしまいました。コバインキは持ってきていないのでほったらかしです。。

しばらくお別れに

ということで、来週ロンドンに旅行したときにウエストンのジャーミンストリート店で修理を依頼してくることにしました。詳細については、修理を依頼したあとに別途まとめたいと思います。

修理の価格や修理後の様子についてはこちらでまとめています。

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