最近エルメスのローマの直営店を訪れる機会がありました。シュトゥットガルトに住んでいた頃に見たHermès At Work(エルメスの手しごと展)の様子を振り返りつつ紹介します。
Hermès At Work
Hermès At Work(エルメスの手しごと展)は、数年前に日本含め世界各地で開催されていた特別展。シュトゥットガルトでは2019年11月に州立美術館内で開催されました。
職人さんの実演を目の前で見られる貴重な機会とあって多くのお客さんで賑わっていました。
ブランドの起源である馬具(鞍)製作の実演ブース。現代にエルメスの馬具を買い求める顧客は少ないでしょうが、ルーツを大事にするところは素敵だと感じました。
ネクタイ、鞄のブース。
一番盛況だったのはスカーフ(カレ)のブース。スペースも広めでした。
漫画「エルメスの道」
公式サイトで、ブランドヒストリーを紹介した竹宮惠子さんによる漫画「エルメスの道」のデジタル版が公開されています。1997年に初版が刊行され、2021年3月に新販が書籍化されました。ウェブでも全話公開されています。
漫画の作者あとがきによれば、当時のエルメスの社長さんから、エルメスの社史を漫画で描いてくれないかという依頼が日本の出版社宛にあり、刊行に至ったとのこと。日本のマンガが海外にも浸透していることの一つの表われといえそうですね。
カバヴェルティージュ
そんなこんなで印象に残っていたエルメス。ローマの直営店でこちらを購入しました。
Cabavertige(カバヴェルティージュ)というモデルのクラッチバッグ(30サイズ)。ストラップ、表面、背面で色が切り替えられています。公式サイトによればヴォー・トーゴというグレインレザーが使用されており、柔らかな手触りで気持ち良いです。一般的にはトゴと呼ばれているようですね。
ストラップ付きのクラッチは初めて使いましたが、きちんとホールドできて便利。
外側にもポケットが付いています。
サイズ感は、カードケース(イタリアでもコンタクトレス決済が浸透しています)、スマホ2台、鍵、ティッシュなどを入れるといっぱいになる程度。入れようと思えばもっと入りますが、詰め込みすぎずに使うのが鞄には良さそう。ちょっとした外出などに使って馴染ませていきたいですね。
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