ジェイエムウエストンのジャーミンストリート店で依頼したローファーのオールソールが完了しました!この記事では、出来上がり、費用等を紹介したいと思います。
オールソールはフランスのファクトリーで実施
トゥ・ヒールの修理についてはウエストンが提携するイギリス内の修理屋が行いますが、オールソールについてはフランスのファクトリーに靴を送って修理してもらう形になります。
トゥ・ヒールの修理をした際の詳細はこちらにまとめています。
依頼内容
まずはビフォーから。
6年目を迎えてトゥ・ヒールはすり減り、ソールの中央部を押すとへこみを感じるようになってきました。踵と右足小指付近のライニングにも穴が。
そこで、①オールソール、②トゥスチールの装着、③カウンターライニングの修理、④右足小指付近のライニングの修理を依頼。①~③はOKでしたが、④は修理を受け付けていないとのこと。④についてはリクエストするだけして、結果を待つことにしました。
できあがりは…
修理依頼から待つこと1ヶ月、店舗からローファーが店舗に到着した旨、電話がありました。納期は2ヶ月と聞いていたので、1ヶ月早い仕上がりです。職人さんがバカンス前にやる気を出してくれたのかもしれません(笑)
ファクトリーでの修理だけあって、新品同様の美しい仕上がり。勿論パーツも純正品です。
ソールには、噂に聞いていた、ファクトリーで修理した場合にのみ刻印してもらえるベルマークが!(ベルマークについてはこちら)生で見るのは初めてです。他方、通常付されているソール裏のサイズ・ウィズ表記と、J.M.Weston made in Franceとの表記はなし。
インソックは、特にリクエストしていませんでしたが、新しいものに替えてくれました。フォロワーさんからの情報によれば、90年代のロゴと似ているとのこと。旧ロゴの個体を持っていない私にとってはうれしいサプライズでしたが、購入時のインソックを修理後もそのまま使いたい場合は、依頼時に一言伝えておく必要がありそうです。
カウンターライニングの修理もOK。色味も違和感なし。
ただ、小指付近のライニングは修理してくれませんでした。。帰国してからどこかのお店で修理を依頼したいです。
修理費用
費用はトータルで£200。ライニング補強、スチール装着込みでの価格であることを考慮すれば、高いけどまあ仕方ないかなという感じです。
直営店で修理するメリットは?
ウエストンの直営店で修理するメリットとして考えられるのは、以下の点でしょうか。
①引き続き直営店での修理依頼が可能
②純正パーツでの修理が受けられる※
③ソールにベルマークを刻印してもらえる※
※オールソール限定
①は、一度外部の業者に修理委託した場合、ウエストンの店舗では修理を受け付けてもらえなくなるというもの。②とも関連しますが、ウエストンのソールは他社のソールよりも持ちがよい印象があるので、今後純正品でのオールソールを受けたい!という場合は、直営店での修理一択になろうかと思います。
日本の直営店で修理を依頼した場合は?
インターネット等の情報によれば、日本の直営店で修理を依頼した場合であっても、修理を実際に担当するのはスコッチグレインの関連会社である匠ジャパンとのこと。オールソールの場合、ヒドゥンチャネル仕上げは対応してくれないとの話もあるようです。元通りの見た目を希望する場合は、割り切って外部の業者に修理をお願いしたほうがよいかもしれません。
なお、日本の直営店でオールソールを依頼した場合、日本限定のベルマークが刻印されるというのがいつぞやのウエストンからのメルマガに書いていた記憶です(日本語版の公式ウェブサイトを見返しましたが、関連情報が見つからず)。せっかく本舗のベルマークをゲットしたので、日本版もコンプリートしたいような気もしていますが、これは今後の課題に…
最後に
今回思い切って修理を依頼してみましたが、クオリティには満足しています。短期滞在の場合にはなかなか難しいかもしれませんが、短期間に複数回渡航される予定等がある場合には、試してみる価値はあるかと思います。
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