自社工場製フォスターアンドサンのサイズ感(66、83、05ラスト)

Foster & Son

最近、自社工場製の既製靴がセールの対象になっていることでも話題のフォスターアンドサン(Foster and Son)。この流れに乗って(?)、手持ちの3足(サンドリンガム、キーブル、オリバー)につき、各ラストの特徴、サイズ感や履き心地の変化の有無についてまとめました。

着用回数

サンドリンガム(66ラスト)は2019年5月に、オリバー(83ラスト)は10月に、キーブル(05ラスト)は12月にそれぞれ購入しました。サンドリンガムとキーブルが通常ラインに該当するジャーミンストリートコレクション、オリバーが上級ラインに該当するフォスターコレクションの靴です。各ラインの主なスペックについては、サンドリンガムオリバーのそれぞれの過去記事で紹介しています。

ドイツ・イタリアともに職場では黒靴推奨のため、サンドリンガムがおそらく一番着用回数が多いはずですが、 途中ロックダウンなどで履く機会がなかった時期があるため、どれも20~30回程度かなと推測します。 日によりますが、仕事上、一日中歩き回ることはあまりないので、1回当たり4000~6000歩程度でしょうか(最近の万歩計アプリの記録を見返したらそれくらいでした)。決して多くはないほうだと思います。

各ラストの特徴

フォスター本店で店員さんから伺った話をまとめると以下のとおり(18ラストのローファーは持っておらず、試着もしたことがないためわかりません)。残念ながら当時接客してくれた店員さんもすでに退職してしまいました…

ラストトウの形状補足
66緩やかなスクエアトウ 
83スクエアトウ66と比較してややトウが細めだがそれ以外のフィッティングは66と同じ
05ラウンドトウ66、83と比較して気持ち甲が高めでトウにゆとりのあるmore generous last それ以外のフィッティングは66、83と同じ
左から66、83、05

シューツリー(ラステッド)を見た印象では、ボールジョイントからトウにかけてのラインが、83が緩やかになっていることが見て取れるように思います。

写真が何とも言えない感じで申し訳ないですが、05ラスト(左)は一の甲→二の甲→三の甲と緩やかに立ち上がっているのに対して、66ラスト(右)は一の甲は抑えつつ、二の甲からぐっと立ち上がる形でしょうか。確かに全体としては05ラストは甲が気持ち高めといえそうです。05ラストの場合、(内羽根・外羽根の違いやモデルにもよるかもしれませんが)甲が低い方は羽根が閉じ切ってしまうかもしれません。

なお、体感としては、店員さんのコメントに反して、05ラストは指先が他のラストよりもタイトに感じます。

履きジワ◎

一見して驚くのが履きジワの少なさ(薄さ)。

いずれの靴についても、深いシワは入っていません。親指をかまれるようなこともありません。

黒靴についてはゾンタを使用しているという記事がLASTの前々号あたりに載っていたと思いますが、足に合っていること、革質の良さに加えて、ラステッドツリーが相まって、全体にきちんとテンションがかかることが功を奏しているのではないでしょうか。

つま先・ヒール

どれも大分削れてきました。単なる感覚ですが、オークバークだからといって、それ以外のソールと比較して特に削れにくい、ということはないような気がします。本当は昨年一時帰国した際に持ち込みたかったのですが、荷物が限界で持ち帰る余裕なし。。日本に本帰国後早めの段階で修理をお願いします。

サンドリンガムについては、最近同僚が仕事部屋のドアを開けたときに思いっきりぶつかりダメージが。。。コバに助けられました。

ヒールは思ったより削れておらず、このペースなら向こう1~2年は交換は不要そう。

ソール

オークバークのソール。

オールソールは当分先でしょう。改めて見るとフォスターコレクションの作りこみと、小さめのヒールが目を引きます。

履き心地の変化

特にサンドリンガムについては、最近、少し沈んできて羽根が閉じてきた印象。が、羽根が閉じきるほどにさらに沈むことはなさそうな気がしています。当初と変わらず、足全体にテンションがかかりながらも、気になる痛みもなく、心地良いです。グリーンに似たアーチの支えも健在です。

ドーバー(606ラスト)とキーブルの比較記事でも触れましたが、フォスターの靴は踵が若干浅めで、踵~踝のラインも低めに設定されているように思います(踝が低い方にとってはこの点はメリットでしょう)。 ただ、現時点では、履き始めと比べて、踵が明らかに緩くなったという感じはなく、靴紐をきちんと締めればしっかり踵はついてきますし、十分満足しています。今のところは、追加の調整が必要になる気配はありません。

バネ式とヒンジ式のシューツリー

もともと、ジャーミンストリートコレクションについてはシューツリー別売り(バネ式)、フォスターコレクションについてはシューツリー同梱(ヒンジ式)ですが、セールで購入された方の中には、バネ式のものを購入したのにヒンジ式のものがついてきたという話も…

ヒンジ式のほうが高級感はあり、また必要以上の反り返り防止というシューツリーの目的を果たすには十分。他方で、シワ伸ばしという観点からは、より強いテンションのかかるバネ式のほうがベターでしょうか。多少個体差があるようで、キーブル用のシューツリーの片足分はいまだにかなりきつく、奥まで押し込むのには相当力が要ります。。。笑

サイズ感

最後に、サイズ感について。私はいずれについても7Eを選択しました。店舗で足入れしたのはサンドリンガムとキーブル。前後のサイズも試着させてもらいましたが、6ハーフは特に踵回りがきつく、逆に7ハーフはほんの少し緩かった記憶。サイズ選びは正解でした。

ただ、ドーバーとの比較記事で触れたとおり、ドーバー(606E)とキーブルではややキーブルがタイトに感じます。私にとってはドーバーは特段きつくないくらいのサイズ感なので、グリーンの606E、202Eあたりをきつめに履いている方にとっては、もしかするとフォスターはハーフ上げたほうが安全かもしれません。

手持ちの靴のサイズを一部参考までに。ブランドによって多少の前後はありますが、ここに記載していないものも含め、基本的には7Eで落ち着いています。

ブランドサイズ補足
ロブ7E(7000、8695)7000は小指が当たる感じがあり△
グリーン7ハーフD(202)、7E(606) 7Dの606ラストのモデル所持も、ウィズ不足で足に合わず
クロケット7E(オードリー3、キャベンディッシュ3、アレックス)
6ハーフE(テッドベリー)
アレックスとテッドベリーは同ラスト(348)だがテッドベリーはスエードのためハーフ下げ
ガジアーノ7E(MH71、KN14)MH71はジャスト
KN14は甲がきつく工場でストレッチしてようやく履ける程度に
トリッカーズ6ハーフE(ストウ)捨て寸ぎりぎり。厚手の靴下×
ウエストン6ハーフD(180)
7D(ハント、ユージーンゴルフ)
 
パラブーツ6ハーフE(シャンボード)中敷き入れてもなお羽根が閉じ切る

最後に

すでにサイズ欠けのモデルも結構出ているようですが、今後さらにもう一段階値下げされるかも…購入を考えている方の参考になれば幸いです。

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