2015年の暮れに注文したマーキス(Marquess Shoemaker)のイミテーションフルブローグ。私の初めてのビスポークシューズです。先日ブリフトスタンド万世橋の折茂さんに磨いてもらったので、綺麗なうちに残したいと思います。
マーキス(Marquess Shoemaker)
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様々な媒体で紹介されているのでもはや説明不要かと思いますが、日本を代表するビスポークシューメーカーである川口昭司さんによるブランド、マーキス。イギリスで靴作りの経験を積まれた靴職人さんの中では最も有名な方のお一人でしょう。
大晦日にオーダー
この時は何を思ったか大晦日にオーダーするという暴挙に出ました。たしかこの年は30日に出勤予定があり、ご褒美が欲しかったのかもしれません。この非常識なタイミングでオーダーに応じて下さった川口さんには申し訳ない限りです…
その後フィッティングを経て、2017年の2月に完成。フィッティングについては、仮縫い前にフィッティングシューズを郵送していただき、数日履いてからフィッティングに臨む方式を採られていました。
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最初に足入れして驚いたのは、足裏に沿うかのような中底の感触。オーソペディック的操作が加えられたパトリックフライのビスポークシューズとは別方向ですが、既製靴とは明らかに別物でした。
また、履き込んで感じたのはその疲れにくさ。The Rakeのビスポーク靴特集で川口さんがコメントされていた「全体的に均等な圧がかかるボトムのシェイプ」が肝なのかもしれません。
川口さんにお会いしたときも、疲れにくい靴を目指しているということをおっしゃっていた記憶ですが、実際そのとおりで、夕方などのむくみやすい時間帯でもつらくないのは新鮮な経験でした。もちろん、一日中ずっと歩き回れば疲れますが(これは正直どの靴やスニーカーを履いてもそうでしょう)、疲れの残り方が違うと感じています。
タン裏をすいているのも履き心地(足当たりの良さ)を考慮したものだったかと思います。
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全景
ここからは今の状態を。
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納品から4年経過しましたが、途中履かない時期があったので、実質3年ほどでしょうか。回数は覚えていませんが、、トップリフトはもう少しで交換という程度か。
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一時期親指の付け根を噛まれることがありましたが、しばらくして解消しました。
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ソールは大分削れてきました(汚くてすいません…イタリアの石畳を歩くとけっこう汚れるんです)。イギリスに行く前にスチールを追加でつけてもらいましたが(6000円)、まだそれ以外の修理はしていません。
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最後に
仮にこの靴があまりしっくりこなかったなら、その後ビスポークシューズを注文することはなかったかもしれません。その意味でも、私にビスポークの良さを教えてくれた大切な1足です。もっともその後失敗もありましたが…なんにせよ、修理が必要になるまで、時間をかけて履き込んで行きたいですね。
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