ロンドンから日帰り旅行【中世の街ヨーク】

ハートのステンドグラスが可愛いヨークミンスター

中世に建てられた城壁に囲まれ、木骨造りの家々が並ぶヨークは、歴史を感じられる街として人気の観光スポットです。また、ハートのステンドグラスが可愛いヨーク・ミンスターや世界最高のアルコール度数のビールも外せません。本記事では、ロンドンから電車で約2時間で行ける日帰り観光スポット「ヨーク」の見どころをご紹介します。

ヨーク・ミンスター

ヨーク・ミンスターは1472年に完成したイギリス最大のゴシック建築です。カンタベリー大聖堂に次いで2番目に格式のあるイングランド北部を代表する大聖堂だそうです。

カンタベリー大聖堂についてはこちらの記事をご覧ください。

ロンドンから日帰り旅行【リーズ城・ドーバー・カンタベリー②】
ホワイトクリフ(白い崖)で有名なドーバーからは、晴れた日にはドーバー海峡の対岸のフランスを見ることができます。ロンドンから車で約2時間と気軽に行けるだけではなく、リーズ城や、カンタベリーに近いことから、他の観光スポットと併せて楽しめるのもその魅力の一つ。本記事では、ドーバーとカンタベリーをご紹介します。

ヨーク・ミンスターの見どころと言えば美しいステンドグラス。歴史的に価値のあるステンドグラスを劣化から守るため、ステンドグラスにUVカット入りの外板ガラスを取り付けるというプロジェクトが少し前まで進められていました(2018年完了)。途方もないお金と時間がかかりそうですが、美しいステンドグラスを後世に伝えるための素晴らしいプロジェクトですね。

外観も美しいです。

見どころ①ハート・オブ・ヨークシャー

ヨーク・ミンスターのステンドグラスの中でも一際人気があるのが1340年に作成されたこの西窓。

窓の真ん中上方に「♡」を見つけられましたか?この窓枠の形状から、このステンドグラスは「ハート・オブ・ヨークシャー」と呼ばれています。なんともラブリーではありませんか。教会の権威を現したステンドグラスだそうですが、もうハートってだけで大多数の女心をわしづかみです。

見どころ②ファイブ・シスターズ・ウィンドウ

次に注目したいのは、淡くて渋い色味と複雑なデザインが目に付くファイブ・シスターズ・ウィンドウ

人物ではなく花等のモチーフが繰り返し描かれています。

これは、第一次世界大戦中で犠牲になったイギリスの全ての女性にささげられたイギリスで唯一の記念碑です。もともと1200年代に作られたステンドグラスで、第一次世界大戦の爆撃から保護するために一度外され、戦後に再利用されたステンドグラスだそうです。

見どころ③チャプターハウスの天井

チャプターハウスは1297年、エドワード1世の統治下では議会として使用されました。写真だと見にくいですが、ステンドグラスの下は美しい彫刻が施された議席になっています。注目すべきはその天井で、アーチ形の天井を、柱ではなく天井の木材で支える技法を採用した最も初期の例として有名です。

ステンドグラスの下には議席がずらり。
木材で天井のアーチを支えています。

<基本情報>
ヨーク・ミンスター(York Minster)
住所:York Minster, Deangate, York YO1 7HH
営業時間:月~土:11:00-16:00、日12:30-14:30
入場料:大人£11.50
公式サイト
※コロナ対策のため、入場制限があります。事前にオンライン予約が必要です。

シャンブルズ:ハリー・ポッターのダイアゴン横丁のモデル

ヨーク旧市街の街並みは中世の名残を強く残します。シャンブルズでは、15世紀に建てられた木骨造りの店がびっしりと並んでいます。

上の階に行くほど建物がせり出ているため、家が倒れてきそうな圧迫感。この独特な商店街、実は「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみの「ダイアゴン横丁」のモデルとなった商店街だと言われているんです!うん、たしかに、言われてみれば、そんな気もする…(ハリポタ初心者)。

上の階がせり出ている理由は、昔はこの通りが肉屋通りで、突き出した軒下に肉を吊るしていたからだそうです。現在はこの通りには、肉屋ではなくちょっと個性強めのお店が多くあったように思います。夫はこの化学実験室のようなお店で、怪しげな赤い飲物(バジリスク・ブラッドというマジカルドリンクらしい)を購入。味はカシスっぽいジュースだったのですが、中にキラキラのラメが入っていて、マジカルには効いても健康には良くなさそうなドリンクでした。

<基本情報>
Shambles(シャンブルズ)
住所:YO1 7LZ, York

城壁

ヨークは中世の城壁が残る町としても有名。写真からも分かるとおり、城壁の片側(右側)に柵がない場所もあり、人とすれ違うのがちょっと怖い場所もありましたが、総じて歩いていて気持ちのいい場所でした。

城壁の上を全部歩こうとすると約2時間かかります。城壁にはいくつか降りられる場所があるので、一部歩くだけで雰囲気は十分楽しめると思います。なお、城壁はヨーク駅を出たら目の前にあり、歩くだけなら無料です。

世界で最も度数が高いビール!

ヨークのパブ「House of The Trembling Madness」では世界で最もアルコール度数の高いビールを飲むことができます。「Mistery of Beer」というアルコール度数70度のビールが一番なのですが、残念ながら私達が行ったときには売り切れでした。仕方がないので、店員さんが薦めてくれた世界で2番目にアルコール度数の高いビール「Snake Venom」に夫がチャレンジ。2位といえど、そのアルコール度数は、ななななんと67.5度!テキーラ超え!グラスについでみると、あ、泡が出ないだとぅ?これがビールなのでしょうか。ちょびっとだけ飲んで「喉が焼ける…」と、想像通りのリアクションをして夫はギブアップしていました。ウィスキーを強烈にしたような味だったそうです。

Snake Venomに挑戦するかはさておき、品揃えが豊富で内装が素敵なパブでしたので、ビール好きの方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。2階がパブで、1階はお酒のショップになっています。小瓶で売っているのでお土産にもいいですね。

<基本情報>
House of the Trembling Madness
住所:48 Stonegate, York YO1 8AS
営業時間:10:00-24:00

House of the Trembling Madness (ヨーク) の口コミ2,767件 - トリップアドバイザー
House of the Trembling Madness(ヨーク)に行くならトリップアドバイザーで口コミ、地図や写真を事前にチェック!House of the Trembling Madnessはヨークで70位(876件中)、4.5点の評価を受けています。

クリフォーズ・タワー

クリフォーズ・タワーは13世紀にヨーク城の見張り台として作られた小さな塔です。ここからヨークの旧市街が見渡せます。

クリフォーズ・タワーからの眺め。

クリフォーズ・タワーの歴史はなかなか強烈です。例えば、12世紀にはユダヤ人の集団自決と虐殺の舞台となっていたり、その後には刑務所として使用されていたり。見晴らしは良いですが、建物自体は屋根なしの廃墟といった感じで、展示物はあまりありませんでした。

<基本情報>
クリフォーズ・タワー(Clifford’s Tower)
住所:Tower St. YO1 9SA
営業時間:10:00-18:00
入場料:大人£5.5
公式サイト
※コロナで2020年7月現在閉まっています。8月にオープン予定らしいです。

まとめ

ヨーク・ミンスターは7月11日から開いており、クリフォーズ・タワーは8月から開く予定だそうです。中世の街ヨークにまだ行ったことがない方は、ロックダウン明けのお出かけスポットの候補に加えてみてはいかがでしょうか。

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