ジョージクレバリーのビスポークシューズ、ロンドンで2足目の仮縫い

George Cleverley

先月末のロンドン訪問で、昨年8月にオーダーしたジョージクレバリーの2足目のビスポークシューズの仮縫いをようやく終えました。この記事では、仮縫いの様子や仕上がりについて紹介します。

待つこと4か月

ロンドンを離れる少し前の昨年8月にオーダーしたクレバリーのバルモラルオックスフォード(オーダー時の様子はこちら)。本来は3月下旬に仮縫いを予定していましたが、コロナの影響でイギリスに行けなくなり断念。ようやく目途が立った7月下旬にアポを取りました。

担当のアダムとは昨年9月に伊勢丹メンズ館のトランクショーで会って以来の再会。6月15日からお店自体は再オープンしたそうですが、海外からの渡航が制限されていることから、やはり客足は以前ほど戻ってきていないとのこと。日本へのトランクショーも外国人の入国が禁止されている間は無理でしょうから、当分は厳しい状況かもしれませんね。

店内には今年ローンチしたハロッズのコレクションが展示されていました。今のところハロッズ別注品はなく、通常のコレクションのみの取扱い。

なんでも、ハロッズのお偉いさんがクレバリーで靴を誂えた際に、ハロッズの革靴コーナーがイケてない(イギリス靴がほとんど置いていない)という話になり、クレバリーのRTWを取り扱う運びとなったそうです。たしかに前行ったときはMannaniなどの舶来物が多かったような気がします。

手入れ中のビスポークサンプル。左から三番目の珍しい革はスティングレー。手前のローファーも軽快かつエレガントで恰好良かったです。

フィッティング

ひとしきり雑談しながらフィッティングへ。クレバリーのフィッティングはイギリスのビスポークシューメーカ―の多くが採用している、ボトムメイキングの前段階の本番靴を用いたもの。1足目の注文時点ではモックアップなしでの制作はやや不安でしたが、幸い1足目からおおむねいい感じに仕上げてくれました。

全景はこちら。RTWのバルモラルオックスフォードのEdwardをベースに、ブラックスエードとカーフのコンビにしました。

メダリオンにはイニシャルを入れてもらいました。正直この段階では何か物足りない気もしたのですが、納品時にはかなり印象が変わるのは1足目で経験済みなので、このままでお願いすることに。

サイドビュー。バルモラルだけにこのアングルが最高です。

1足目のエラスティックサイデッドから紐靴への変更となりますが、1足目の納品後、甲の骨が当たる部分などの調整を加えたおかげか、フィット感は良好。甲の前方の革がやや余っているように見えましたが、これはソールを縫い付けていないことによるものだそうです。

間に合わせのヒールのため重みがなく、やや踵が落ち着かない感じがありましたが、この点は納品時には変わってくるとのこと。

シャンクは仮のもので、実際には革を使用するそうです。

特に気になった点もなかったので、このまま進めてもらうようお願いしました。やはり1足目の納品後に懸念点をクリアできたのが大きかったです。

納品は10月

納品は10月頭の予定。その場では直接取りに行く予定と話しましたが、靴箱がけっこう大きいので、スーツケースに入れて持ち帰れないかも…もしかしたら郵送してもらうかもしれませんが、ひとまずは完成を待ちたいと思います。

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