Brioni(ブリオーニ)、ローマの直営店

Brioni

先日、イタリアを代表するテーラーの一つ、Brioni(ブリオーニ)のローマの直営店に行ってきました。この記事では、スペイン広場近くにある店舗の様子や購入品などを紹介します。

ブランドヒストリー

歴史 | ブリオーニ® 日本 公式ストア
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ブリオーニは1945年にローマで創業。トランプ前アメリカ大統領など、ブリオーニのスーツを愛用する著名人も。歴代の007(ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグ)も作品内で着用していました。

ローマのあるラツィオ州の東にあるアブルッツォ州のペンネにファクトリーを構えています。

https://www.brioni.com/ja/jp/art-of-tailoring

「ハンドメイドの既製服」という点に特徴があり、スーツは220の工程、7000のステッチにより構成されているそう。知識がなくイメージが湧きませんが、手がかかっているということだけは何となく伝わります…!

現在はKering(ケリング)というフランスのグローバル企業の傘下にあります。他にはボッテガヴェネタやグッチも同グループだそうです。ただ、最近現地ではペンネの工員さん300人を解雇するとのニュースが報じられており、厳しい状況にあるのかもしれません。

ちなみに、ミラノ郊外のセッラヴァッレ・デザイナーズ・アウトレットにも出店しています。定価の50%~75%でお得に買えます。

ブリオーニ・ローマ店

私が訪れたのはスペイン広場に直結するVia dei Condottiにある店舗。この日はツツジがきれいに咲いていました。

手前がカジュアルウェア、奥がフォーマルウェアに分かれており、小さい入口からは想像できないほどの奥行きがあります。

接客してくれた店員さんは以前アルマーニで勤務されており、ロンドンにも数年居らしたらしく、ロンドン話に花が咲きました。店員さんいわく、ブリオーニのアイコニックなモデルはネイビーとグレーのスーツとのこと。この日は仕事用のジャケット目当てだったのでそちらを中心に見せてもらいましたが、せっかくだから羽織ってみて下さいということで色々と試させていただきました。

ちらっとしか見ていませんが、革靴コーナーもありました。

紺のブレザーを購入

何着か試着させてもらいましたが、一番癖のなく使い勝手の良い紺のブレザーにしました。Ravello(ラヴェッロ)というモデル。

付き皺、袖丈、ウエストの微調整のため工場に返送後、2週間後に受け取りました。ちなみにお直し代は無料。今まで直営店で吊るしのスーツ・ジャケットを買ったことがなかったので、てっきりお直し代がかかるものだと思っていましたが、直営店では普通そういうものなんでしょうかね。

事前にインスタで仲良くさせていただいている方に相談したところ、ブリオーニは構築的で私の好みに合うのでは、とアドバイスいただいたのですが、実際羽織ってみても立体感が感じられるような気がしました。

吊るすとわかりづらいですが、羽織るときちんと肩に乗る感触があり、背中のラインも綺麗に出ます。店員さんいわく、10回ほど着るとより体に馴染んでくるということで、今後の変化が楽しみ。

ちなみに、ポケットにこれが入っていました。アームホール周りでしょうか。今まで戻ってきたことはないのでびっくりしましたが、記念にとっておきます(笑)

最後に

後日、店員さんから心のこもったメールをいただきました。一見さんの私にまで丁寧な対応で、嬉しくなりました。コロナの影響で実店舗での買い物へのハードルが上がりましたが、店員さんと直接会話しながら買い物をするという体験はネット通販では味わえないもの。買い物をする機会は減りましたが、大事にしていきたいです。

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