ハインリッヒ・ディンケラッカーのアウトレット①

Heinrich Dinkelacker

ドイツを代表する革靴のブランド、ハインリッヒ・ディンケラッカー。本社のある南西ドイツの小さな町、ビーティッヒハイム=ビッシンゲンに、世界唯一のアウトレットがあります。この記事では、アウトレットまでの行き方や店内の様子などを紹介します。

ハインリッヒ・ディンケラッカーとは?

ハインリッヒ・ディンケラッカー(Heinrich Dinkelacker)は、創業1879年のドイツ発のブランドです。シュトゥットガルトのあるバーデン・ビュルテンベルク州は昔から靴作りの発達した地域だったそうで、創業者であるハインリッヒ・ディンケラッカー氏もシュトゥットガルト近郊のジンデルフィンゲン(Sindelfingen)でお店を立ち上げたとのこと。現在では、シュトウットガルトの北にあるビーティッヒハイム=ビッシンゲン(Bietigheim-Bissingen)に本社を構えています。

2016年にベルリン発のブランドであるシューパッションの子会社に。同社はドイツ国内の主要な大都市に店舗を擁していることもあり、ドイツではディンケの靴は結構手に入りやすいです。私はフランクフルトとデュッセルドルフのシューパッションに行ったことがありますが、フランクフルト店は店舗が小さいためか正直いまいち。他方、デュッセルドルフ店の品揃えは充実していました。

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ハインリッヒ・ディンケラッカーの靴は、ハンガリー・ブタペストの工場で、25人程度のマイスターの分業により作られています。ハンドソーン製法のものがメインですが、グッドイヤーのものも作っているようです。

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ブランドの詳細については、首藤さんのブログが圧倒的に詳しいのでそちらをぜひご覧ください。今回のアウトレット訪問にあたり相談したところ、凄まじいパッションで親切に教えてくださいました。笑 

ほんの一部だけ抜粋。歩くディンケ辞書ですね。笑
https://www.shudo-kawagutsu.com/archive/category/Heinrich%20Dinkelacker

アウトレットのアクセス

営業時間:月~金10時~18時、土10時~16時

アウトレットは、ビーティッヒハイム=ビッシンゲンの本社にあります。最寄り駅のビーティッヒハイム=ビッシンゲン駅までは、シュトゥットガルトから電車で15分ほど。

そこからバスを乗り継いで10分程度で到着。最寄りのバス停(Kronenzentrum)からは歩いて2~3分ほどです。

ちなみに、日本からは、フランクフルトまで空路で移動し、そこから電車を乗り継いでビーティッヒハイム=ビッシンゲンまで行く形になると思います(合計3時間程度)。観光スポットのある場所ではないので、ディンケ愛が試されますね。。笑

店舗到着

ビルの入口には看板があり、見落とすことはないでしょう。

ベルを鳴らしてビルの入口を開けてもらうと、ディンケの広告塔の渋いおじさんがお出迎え。店舗は2階にあります。

全景

扉を開けると…

一面にコレクションが広がります。ここはショールームとして使用されており、展示品はオーダー用のサンプルで、値札なども貼られていません。最初勘違いして小躍りしそうになりましたが(笑)、いわゆるアウトレット品は奥の部屋にストックされています。私がお店に行ったときは、ちょうど店員さんと仕入業者と思われる方が商談していたようでした。

奥には作業場があります。こちらは別途詳しく紹介します。

コードバンコレクション

こちらはディンケといえば…のコードバンコーナー。靴にあうベルトもありました。

RIOのフルブローグ3兄弟。迫力ありますね…!

RIOの半端ない艶っぷり。これを見せられたら確実に購買意欲が高まります…

個人的にはブーツもけっこう恰好いいなあと思いました。

トスカーナカーフ

こちらはトスカーナカーフコーナー。ジョンロブのミュージアムカーフのような風合いですが、色が多彩なのが嬉しいですね。

ムラ感もさることながら、東欧靴のテイストを感じさせるデザインも見事。

特にこの緩やかなブローグがたまりません。これはニューコレクションだと言っていたような気がします。

続きは次回

これらはまだコレクションの一部。残りは別記事で紹介します。

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