【2020年11月】日本に一時帰国しました!体験レポ

ドイツ
日本入国手続の今

私は2020年11月1日に、ドイツ(フランクフルト空港)から日本(成田空港)に一時帰国しました。本記事では、日本入国の際の検査・手続に関する体験談をご紹介します。

フランクフルト空港の様子

偶然にも、2回目のロックダウンの前日の出国となった我々の帰国。「駆け込み需要で空港が混んでいるかも?」と心配しましたが、空港にいる人は少なかったです。

一部混んでいるなと思ったのが、駅と空港を繋ぐ渡り廊下にあるPCR検査センターです。ここは行列ができていて廊下に人がはみ出していました。

外にまで行列ができていたPCR検査センター

また、出発ロビーには人が少なかったので油断していましたが、手荷物検査はそこそこ混んでいて20分くらい待ちました。出国手続は早めにやっておくに越したことはないと思います。

手荷物検査に並ぶ行列

免税店エリアは約半分の店舗が閉まっていました。とはいえ、一般的なお土産ショップ(Duty Free)は開いていたので、よくあるお土産を買おうという人にはさほど支障はなさそうです。ロンシャンのバッグがあれば買いたいと思っていたのですが、ロンシャンの旗艦店は閉まっていました。閉店しているのはこういうブランドの旗艦店が多かった印象です。

飛行機内の様子

JALを利用しましたが、噂通りガラガラ。我々を含めて乗客は15-20人くらいでした。この人数でも運航してくれるJALに感謝です。

海外のフランクな接客に慣れている身で久しぶりに日本のおもてなし接客を受けたからか、丁寧な接客に恐縮してしまいました。これ、帰国者あるあるな気がします。笑

機内食は、ワゴンで運んでくるのではなく、フライトアテンダントが各客に何が欲しいか聞いて、一人ひとりに運んできてくれました。機内食とはいえ久しぶりの和食!と期待していましたが、お肉に臭みがあるというか、あまり美味しくなかったのが残念でした。

フライトアテンダントさんは、割と頻繁にお菓子(おっとっと、おせんべい、チョコレート等、すべて個包装されているもの。)をいりませんか、と持ってきてくれます。最初の2回くらいは薦められるままにお菓子をもらっていたのですが、3回目に「もう結構です。」と断ったところ、「今配っているお菓子は、このフライトで残ったら廃棄するので是非持って行ってください。」と言われました。さすがJAL。若干行き過ぎのように思える衛生対策です…!たくさんお菓子を貰っておきました。

機内で配られたお菓子の一部。

成田空港の様子

着陸後、係の案内に従い検疫所に向かいます。着陸後、降機まで機内でしばらく待機することがあるという事前情報がありましたが、私は5分も待ちませんでした。空港はフランクフルトよりもずっと閑散としていて、検疫所まで歩く間、我々の便以外の人には出会いませんでした。

検疫所からはトラブル防止のため撮影禁止でした。サーモグラフィーによる検温をした後、機内で記載した質問票のチェックを受けます。

同意書を書くことでLINEで連絡を受けることもできますが、その場合には日本の携帯電話番号が登録されているLINE IDでないとだめで、私は利用できませんでした。長期海外滞在者の多くは日本の携帯電話番号を持っていないと思うので、あまり使う人がいないのでは?と思います。

係の人は、学生か新人さんと思えるような若い人が多かった印象です。手際もまだ不慣れな感じでしたが、ベテランっぽい人に指示されながら、頑張って働いていました。

書類に不備がなければ、番号シールを書類に貼られて、一人ひとりパーテーションで区切られた唾液検査場に案内されます。試験管の上にロウトを挿して、線が引かれている一定量の唾液を入れるよう指示されます。事前情報どおり、梅干しとレモンの写真の張り紙がありました。

採取完了後は、指定された番号のパイプ椅子に座って待機です。検査結果は番号を呼ばれて一人(一家族)ずつ、聞きに行きます。検査してから結果を聞くまでは約45分程度かかりました。幸い陰性だったので、陰性結果を得たことを証明する赤色の紙と控えをもらって、入国審査に向かいます。この赤い紙、入国審査だけでなく、空港周辺を巡回する帰国者専用バスやホテルに宿泊するときに提示を求められますので、大事に管理しておく必要があります!

閑散としている到着ロビー

空港からホテルへ

親が高齢ということもあり、実家に帰る前に陰性でも念のため3泊、成田空港周辺の帰国者を受け入れてくれるホテルに泊まりました。事前にネットで調べたところ、陰性帰国者である場合は受け入れてくれないホテルもあるようです。ホテルを予約する際には、電話で帰国者も受け入れているか念のため確認しました。

空港周辺のホテルを巡回する、帰国者専用の無料シャトルバスが1時間に1本出ています。私が利用した第二ターミナルでは、21番乗り場から出ていました。バスに乗る際に、あの陰性証明の赤い紙の提示を求められました。乗り場には赤ではなく青い紙を持っている人もいましたが、その人は運転手に乗るのを断られていました。

ホテルに着いたら、サーモグラフィによる検温を受けました。ホテル受付では、宿泊前の滞在場所と宿泊後の滞在場所の記載を要求されます。宿泊前滞在場所をドイツと記載したところ、「検疫所から発行された赤い紙を見せてください。」と言われました。赤い紙めっちゃ重要です。

ホテルからは、連泊中、清掃には入らないこと、変えてほしいシーツやタオルがあれば、ビニール袋に入れて廊下に出すように、毎日検温して記録するように、と言われました。ホテル内には売店やレストランがあり、それらは利用してもよいとのことでした。

毎日の体温等を記録する紙

泊まったホテルの部屋は3泊おこもりするので広めにしました。窓からは飛行機の発着が見えて、開放感もありなかなかいい景色でした。

部屋からの景色

まとめ

以上、2020年11月にした一時帰国の体験でした。唾液検査は想像より早く結果が出たのでそこまで不便を感じませんでしたが、帰国者が多い場合は待ち時間が長くなるかもしれません。

2週間の自主隔離期間の様子はこちらの記事にまとめています↓

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