7月末にトウとヒールの修理のためロンドンのジェイエムウエストン(J.M.Weston)で預けたハントダービー。10月の再訪時に回収してきました。果たして純正修理に出した価値はあったのか・・・この記事では仕上がり具合や費用などを紹介します。
仕上がり
修理箇所はトウのスチールとトップリフトです。
スチールはこちら。着色されており、横からみても一見スチールがついているのかわからないですね。
ウエストンのロンドン店での修理は、ローファー2足に引き続いてこれで3足目ですが、いずれも同じスチールのようです。トウ・ヒールの修理はリモージュの工場ではなく、現地で提携する修理店によるものですが、ウエストンが部材を指定しているのか、それともストックがある部材がこれなのか…
ヒールもローファーを修理したときのそれと同じ仕上がりです。
傷が入っていたコバも綺麗に整えてくれました。
実は修理自体は依頼から10日ほどで終わっていましたが、送料の節約のため店舗で保管してもらっていました。さすがに半年保管してもらうのは難しいでしょうが、事前に店舗に相談しておけば、上のようなアレンジも可能だと思います。
ローファーの修理はこちら。おそらく同じ修理店が担当したのでしょう。
スチール→ラバーの効能
今回、トップリフトをスチールからラバーに変更したのが大きなポイントでしたが、今のところはこれで正解でした。石畳や階段などを歩いていてもカツカツ鳴らないので、気を使わずに歩くことができ、快適です。個人的には、スチールに戻すことはないですね。
費用
費用はスチール交換30ポンド、ヒール(トップリフト)交換45ポンド。
クロケットから修理(の一部)を受託しているKokosなどのロンドンの有名な修理屋と同等の価格帯のようなので、ロンドン基準ではそんなものかという気がしています(もちろん、探せばもっと安いところも見つかると思いますが)。
純正修理と他店の使い分け
他店で修理するとその後純正修理が受けられないデメリットがありますが、純正修理はいかんせん値段が高いし、修理のクオリティが特段良いわけでもない…ということで、今後は、靴によって直営店と他店の修理を使い分ける方向で考えています。ハントダービーに加えて、180ローファーのタンとネイビーは一度直営店で修理した手前、今後も純正修理にするつもりですが、midnightやユージーンゴルフは他店でお願いするか・・・
ローファーのオールソールはこちら。リモージュの工場での修理だけあって、部材も含めて新品同様の仕上がり。オールソール限定で刻印されるベルマーク付きです。日本の直営店で修理した場合、別のベルマークがもらえるらしいので、いつか見てみたい気もします。
秋冬の新作
店舗には秋冬の新作が並んでいました。
これはゴルフのブーツ版。正式名称はHigh Golf Derbyで、色展開は黒、グレー、コーヒーの3色。2ndの靴特集でも紹介されていたでしょうか。通常のゴルフと異なり、ソフトカーフというレザーを使用しています。ウィズ展開はD、Eのみ。
これはユージーンローファー。以前紹介したユージーンゴルフのローファー版ですが、ダークブラウンがあるのがユージーンゴルフとの違いでしょうか。
これも最近入荷したとの話でした。
最後に
これでまた遠慮なく履けそうです。引っ越しでしばらくお別れですが、手元に戻ってきたら堪能したいですね。
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