ドイツ・フライブルクに工房を構えるパトリックフライ(Patrick Frei)さんのビスポークシューズ(2足目)がついに完成。工房に伺い納品を受けました。
概要
詳細は以前別記事にまとめましたが、第1回のChampionship in shoemakingで優勝したパトリックフライさん、木村和哉さんに加えて、9月からはフランスの研修制度のもと研修中のPierre-Baptiste L’Hospitalさんを加えた3人体制となりました。
納品
久々の再会を祝いつつ、早速納品へ。
オーダーしたのはChampionship in shoemaking優勝時のシューズをベースにしたストレートチップです(アッパーはワインハイマー)。
1足目同様、作りの精緻さが際立ちます。
鳥の羽根にインスピレーションを受けたというフェイシングが良いアクセントに。
ソールはフランスのGarat&Fils製で、1足目のレンデンバッハよりもやや柔らかいとのこと。
過去の資料から着想を得たウエストの意匠も素敵です(工房内にも同様の意匠を施した大昔の靴が展示されていました)。
シューツリーは革靴の色に合わせて黒色にしていただきました。
最高のフィッティング
観賞・写真撮影もそこそこに足入れ。
履いた瞬間、フィット感の明らかな向上が感じられました。1足目から十分高いレベルにありましたが、調整の結果さらに無駄が削ぎ落とされ、丁度良い塩梅でタイトなフィット感になりました。
比較するのもおこがましいですが、クレバリーの2足目では目に見える改善が見られなかった(それどころか改悪も…)だけに、嬉しい驚きです。
サンプルシューズ
前回の訪問時よりもサンプルシューズが充実していました。なかには過去のフランス・ドイツのスタイルにインスピレーションを受けたというものも。
こちらはパトリックフライのオリジナルデザイン。エレガントという言葉がぴったりですね。
1足目のオーダー後作製されたというサンプル。
最後に
今まで納品を受けたビスポークシューズのなかでは間違いなく最高の革靴が出来上がり、非常に満足しています。節目節目で足元を支えてくれる大事な一足になりそうです。将来コロナが終息したら、履きこんだ二足とともに再会できればと思っています。
コメント
久しぶりの投稿楽しみにしておりました!
パトリック・フライさんの二足目の誂え靴、思わずため息が出るほどの美しさですね!
英仏日のどのメーカーにもない独特の雰囲気で、定番のストレートチップと言えど、ここまで違いが出るものかと驚きました。
また、履き込んだ後のレポートもお待ちしております。
はせがわさん、コメントいただきありがとうございます!
おっしゃるとおりトウの形状や全体のデザインバランスが英国などの国の典型的なスタイルとは違いますが、別のスタイルとして成立しているのが面白いですよね。履きこんだ様子はまたインスタなどで投稿したいと思います!