納品!ジョージクレバリーのビスポークシューズ

George Cleverley

7月末にフィッティングを終えたジョージクレバリーの2足目のビスポークシューズ。9月中頃に思ったよりも早く納品がありました。この記事では、その詳細を紹介します。

郵送での受け取りのメリット

1足目はロンドンの店舗で直接受け取りましたが、今回は早めに出来上がったこともあり、郵送での受け取りを選択しました(30ポンド、DHLのExpress delivery)。発送からわずか1日で届きました。

配達時不在にしていたため、共用玄関の外に置きっぱなしにされていたのは焦りましたが。。。

開封。専用の箱を開けると…

おなじみの高級感ある黒い靴箱が登場。

今回、シューケアの方法を記した紙とともに、アビーホーンらしきシューホーンが付いてきました。店舗受け取りの際はもらえなかったので、これは郵送ならではのおまけかもしれません。

シューバッグの手触りもよく、手持ちのブランドの中では一番高級感があります。

全景

完成品がこちらのバルモラルオックスフォード。フィッティング時と比べて、イニシャルを形どったメダリオンもさりげない印象になった気がします。

横から。

このすっと流れるブローギングに昔から憧れていました。ブーツでは1足持っていますが、短靴は初めてです。

ヒールのテーパード具合もやりすぎずちょうど良い具合。

アップで。じんわりと光るようなきれいな革です。履きこむことによる変化が楽しみ。

目付けも乱れなく美しいです。

ソールの仕様は一足目から変えていません。

ライニングは、グリーンとパープルの切り替え。ピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんが、ウィンブルドンのロゴの配色です。インスタグラムでフォローさせていただいている、Koumekko1962さん(クレバリーのビスポークシューズを沢山お持ちです)が以前クレバリーでジョン・カネーラさんから提案されたという組み合わせを勝手ながら拝借しました。ウィンブルドンのそれよりはやや濃い目のトーンですが、これくらいのほうがアッパーとの馴染みが良さそうです。

完全に余談ですが、ウィンブルドンでの生観戦は前日11時まで飲み会からの朝2時起きで朝から並ぶというタフな一日でした(笑)

履きおろし

さっそく履いてみました。

短時間の着用も含めて3回ほど履きましたが、今のところフィット感は申し分ないです。ビスポークシューズに足入れすると感じることですが、製法や資材の違いによるものなのか、既製靴と比べて軽く、とにかく楽です。

ただ、靴ひもをかなり強く締めたときに、1足目で調整してもらった甲骨の当たりが、長時間の着用後はやや気になることもあるような・・・靴ひもを適度に締めれば問題はなさそうで、それでいて緩く感じるわけではないので、とりあえずはこのまま履き続けて、我慢できなければいずれロンドンに行った際に調整をお願いする方向で考えています。

現在他の職人さんのところでお願いしている靴については、マーキスのビスポークシューズの仕様のように、タン裏を漉いてもらうなりして、当たり具合を調整してもらおうと思います。

最後に

4000ポンド近くと日本のビスポークシューメーカーよりもかなり値が張るうえ、コロナ禍のなかでは注文が難しいので、しばらくは現実的な選択肢ではないでしょうね。正直、クオリティにばらつきもありますし…いずれにせよ、また日本でトランクショーが開催できるようになるとよいですね。

コメント

  1. まるすけ より:

    kaisei_yaさん、こんにちは!

    完成おめでとうございます!玄関先に置かれている…恐怖ですね…笑

    ロングヴァンプのデザインでコンビが素敵すぎるのと、ソールも美しすぎるのと、ライニングの色合わせも…良いところがありすぎます^^
    表革と裏革のコンビって、なんとなく難しいイメージがあったんですが、難なく履きこなされているようで良いヒントをいただきました!

    他のビスポークの完成も楽しみにしております◎

    • 散財夫婦散財夫婦 より:

      まるすけさん、こんにちは!コメントありがとうございます(^_^)
      後々になって色々いじりすぎたかなと少し反省したのですが、貧乏性でベースそのままのスタイルでは頼めず…笑
      職場はそこまで靴の色などに厳しくないので普段は気にせず履いてしまいますが、お堅い場では他の靴に頼ることになりそうです。
      Fil shoesの続報、楽しみにしてます!